2014.12.12 ニュース

『聞く力』がベストセラーの阿川佐和子さん、菊池寛賞を受賞

文: 「本の話」編集部

『聞く力』がベストセラーの阿川佐和子さん、菊池寛賞を受賞

 12月5日、東京のホテルオークラにて菊池寛賞(日本文学振興会)の贈呈式が行なわれた。

 菊池寛賞は、文学、演劇、映画、新聞、放送、雑誌・出版、及び広く文化活動一般の分野において、その年度に最も清新かつ創造的な業績をあげた人、あるいは団体に贈られる賞。今年は、阿川佐和子、白石加代子、毎日新聞特別報道グループ取材班「老いてさまよう」、NHKスペシャル「認知症行方不明者一万人 ~知られざる徘徊の実態~」、タモリ、若田光一の各氏、団体に贈られた。

『聞く力』『叱られる力』(ともに文春新書)がベストセラーとなった阿川佐和子さんの受賞理由は、1993年に始まった週刊文春の連載対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」が1000回を達成。著書『聞く力』、テレビ番組の司会など、幅広い分野で読者、視聴者に支持されてきたというもの。

「私はインタビューは苦手と今でも思っている。担当者が11人目になっているが、私は用意不周到な人間で、資料を読み込まずにゲストの前に出て、あらゆる知識といろいろな教養いまもってなく、どのチームがセ・リーグとパ・リーグなのか、サッカーは何人でやっているのかも分からず、毎回担当者を泣かせている。優等生的な言葉を言えば、私だけの力じゃない」などと語ったうえで、『聞く力』という本を出したらあちこちで「菊池から」「菊池から」と言われるようになったと菊池寛賞にちなんだエピソードを披露して会場を沸かせていた。

阿川佐和子『聞く力』『叱られる力』特設サイト
『聞く力』は、政治家や大物女優、10代のアイドルにいたるまで本音を聞き出してきた阿川さんならではの視点が満載。続編の『叱られる力』では、打たれ弱い若者、叱れない上司が増えている世の中に対し、厳格な父に60年間怒られ続きのアガワが、叱る覚悟、叱られる効用を説きます。

聞く力 心をひらく35のヒント
阿川佐和子・著

定価:本体800円+税 発売日:2012年01月20日

詳しい内容はこちら

叱られる力 聞く力 2
阿川佐和子・著

定価:本体800円+税 発売日:2014年06月20日

詳しい内容はこちら



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