本の話

読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア

キーワードで探す 閉じる
「別冊文藝春秋」最新号(2017年11月号)、好評発売中

「別冊文藝春秋」最新号(2017年11月号)、好評発売中


ジャンル : #エンタメ・ミステリ

今号から、門井慶喜さん、本城雅人さん、小林泰三さんの新連載が始まります。渾身の長篇小説の幕開け、どうぞご期待ください! 前号よりスタートした葉真中顕さんに、中島京子さん、青山文平さん、島本理生さん、千早茜さん、知念実希人さん、武田花さん……恋愛小説、時代小説からミステリー、漫画、フォト&エッセイまで、幅広い連載も充実! その他にも長沢樹さん、喜多喜久さんなど旬の作家によるインタビューやコラムなど、エンタメ満載でお届けします。

今号の内容紹介

★今週の更新は、深緑野分さんの「スタッフロール」です。

 

門井慶喜さんの新連載「空を拓く」。明治維新後、江戸を新時代の首都「東京」へと変貌させた建築家・辰野金吾の激動の人生と、近代都市誕生のロマンに迫る傑作長篇!

*

本城雅人さんの新連載「崩壊の森」。ソ連崩壊を世界に先駆けてスクープしたのは一人の日本人記者。彼は伝手もコネもない地でなぜ大スクープをものにできたのか? 極東のいち記者が世界を震撼させるスクープをものにするまで、そして崩壊前夜のソ連で過ごした怒濤の日々を、ノスタルジーとともに描きます。

*

小林泰三さんの新連載「代表取締役アイドル」。駆け出し地下アイドルにある日、大型オファーが舞い込んだ。依頼主はさる大企業の社長で、報酬は信じられないほどの高額だという……。果たしてこれは朗報なのか?

*

葉真中顕さんの新連載「セルロイド」第2回。監督のコンテが上がらず、アニメ放送の最終話が落ちそう! その時監督が取った行動とは? カリスマ的人気を誇るアニメ監督を主人公に、アニメ業界の光と影を描く渾身の長篇。

*

中島京子さん「夢見る帝国図書館」。久しぶりに訪ねた喜和子さんの家は更地になっていた……。第二次世界大戦以前に日本における唯一の国立図書館として上野公園に設置され、芥川龍之介などの文豪にも親しまれた帝国図書館の数奇な運命をユーモラスに描く長篇小説。

*

青山文平さん「跳ぶ男」。「御藩主になれ」突然の命令に慄き、煩悶しながらも江戸行きを承知した剛。目付・鵜飼又四郎の語りを聞きながらその胸をよぎるのは……。不遇をかこつ少年がただひたすら能をよすがに、亡き友・保の悲願を叶えんとあがく清廉な物語。

*

千早茜さん「神様の暇つぶし」。二十歳の夏、“私”は運命の人と出会ったしまった。わりきれない感情を繊細に描き出す、著者渾身の恋愛小説。

*

島本理生さん「ファーストラヴ」。夕方の多摩川を血まみれで歩いていた女子大生。彼女はその日、父親を刺殺して帰宅した……。なぜ彼女は父親を殺したのか? いよいよ“父親殺し”を問う裁判の場で彼女は無罪を主張するが……

*

中路啓太さん「ゴー・ホーム・クイックリー」。終戦直後、日本人はGHQといかに対峙したのか? 日本国憲法誕生に奔走した人々が繰り広げる壮大な人間ドラマ。戦前に失脚した二人の碩学が新憲法作成の現場で再びあいまみえる今回は……。

*

矢月秀作さん「刑事学校 博戯の代償」。大分県警の刑事研修所、通称「刑事学校」は内部試験で狭き門をくぐり抜けた若手警察官にありとあらゆる捜査術と不屈の刑事魂を実地で教え込む場である。教官の畑中の捜査の流儀は、シロをシロとはっきりさせてクロを絞り込むこと。真のプロ警察官を養成するべく、研修生たちと難事件に挑む痛快な警察小説。

*

三崎亜記さん「30センチの冒険」。異世界に迷い込んだ“僕”が頼りにできるのは、30センチのものさしだけ。果たして“僕”は元の世界に戻れるのか? 冒険もいよいよ大詰め。元の世界に戻るため貯刻地を目指す一行の前に思わぬ敵が現われて……

電子書籍
別冊文藝春秋 電子版16号
文藝春秋・編

発売日:2017年10月20日

プレゼント
  • 『リーダーの言葉力』文藝春秋・編

    ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。

    応募期間 2024/12/17~2024/12/24
    賞品 『リーダーの言葉力』文藝春秋・編 5名様

    ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。

ページの先頭へ戻る