11月4日(月)に新宿・紀伊國屋ホールにおいておこなわれた「まるごと浅田次郎 ビブリオバトル」(主催 読売新聞社)で、『月島慕情』がチャンプ本に選ばれました。
ビブリオバトルとは、5分間でお薦めの本の魅力を語り「どの本が一番読みたくなったか」で投票を行い「チャンプ本」を決める書評合戦。
紀伊國屋書店の書店員たち5人が、300名の聴衆を前に「チャンプ本」を目指してお薦めの本を熱く語り、その結果、同書店東京営業本部の原元太さんが紹介した『月島慕情』(文春文庫)がチャンプ本を獲得しました。
また、浅田次郎氏は最新刊となる長編『大名倒産』を12月6日に刊行します。
浅田次郎氏のコメント
「ビブリオバトルという場で自作が褒められるのを聞くのは大変気恥ずかしいのですが、もちろん嬉しくもありました。私の小説をほぼ全て読み、中から自分の一冊を選んで熱心におすすめしてくださる書店員、読者の方が沢山いるのはありがたいことです。
『月島慕情』は粒ぞろいの短編集で、どれもクラシックな浅田らしい小説ですので優勝した方は目のつけどころが良いと思いました。表題作は時代設定こそ大正ですが人の心はそう変わらないと思って書いています。時代や社会、組織の形は移り変わっても、そこに生きる人のあり方や心の動きは今を生きる我々と共通している。思えば私はそういう変わらぬ〝日本人〟を書き続けていますし、それは『大名倒産』にも一貫しています。
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