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浅葉なつ『どうかこの声が、あなたに届きますように』が「読者による文学賞」第一回の受賞作品に決まりました!

<文春文庫オリジナル>『どうかこの声が、あなたに届きますように』(浅葉 なつ)

『どうかこの声が、あなたに届きますように』(浅葉 なつ)

浅葉なつ『どうかこの声が、あなたに届きますように』(文春文庫オリジナル)が「読者による文学賞」第一回の受賞作品に決まりました。

活動の詳細など: https://note.com/matsu1884/m/mdc9a3668e749
公式HP:https://honsagashi.com/prize/index.html
Twitter:https://twitter.com/dokusyaprize

浅葉なつさん受賞コメント

「浅葉さん、読者による文学賞ってご存知ですか?
第一回目の受賞作が『どう声』に決定したそうです」

 というメールを、文春の担当編集者さんからいただいたのは、世間がコロナ禍の中で自粛を強いられている五月の連休明けのことでした。年明けから執筆作業が続いていた私は、「読者による文学賞」が何なのかもさっぱりわかっておらず、自粛生活に飽きた担当さんのドッキリだろうかと、会社員のストレスを案じていました。
 

 主催者の末さんによれば、この文学賞は
「もっと多くの人に届けたい一冊を見つけるために、スタートした文学賞」であり、ネットでの一般公募による一次選考と、それによって選出された本を、立候補した審査員がすべて読む二次選考、さらに最終選考を経て「大賞」を決めるものだそうです。今のところスポンサーなどもなく、すべて有志の方々で運営されている、できたてほやほやの文学賞とのこと。既存の文学賞は、出版社や財団等が主催していることが多く、審査員は有名作家や著名人が務め、一番読者に近い本屋大賞も投票権を持つのは書店員さんのみ。
 いわばこれは、「読者の読者による読者のための推し本賞」と言っても過言ではありません。

 そんな賞の第一回目を、私がもらってしまっていいんでしょうか……という戸惑いは未だあるものの、2019年の9月に出版され、あとはもう棚差しになるだけの運命だった本に、再び光を当てていただいてとても嬉しく思っています。しかもそれが「読者からの声」で掬い上げられ、「もっと多くの人に届けたい」と掲げていただいたということに、驚きとともに感謝の気持ちでいっぱいです。実はこの本が発売された直後、いろいろなラジオ局で密かにご紹介いただきました。リスナーさんからの紹介だったり、パーソナリティご自身のオススメ本としてだったり。その電波に乗った声が、たくさんの読者さんの声と一緒になって、今この文学賞に集約されたような気がしています。『どうかこの声が、あなたに届きますように』は、ラジオ局のお話しですが、どこか今の出版界と重なるところもあるのかもしれません。これを機会に、一人でも多くの方に読んでいただければと願っています。そしてこれからこの文学賞がどんなふうに育っていくのか、作家としても一人の読者としても、とても楽しみにしております…!

どうかこの声が、あなたに届きますように浅葉なつ

定価:本体680円+税発売日:2019年09月03日


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