※2021.2.10の記事に書評、メディア掲載情報を追記しました。
おれは、あきらめない。美しかったはずの、未来を!
心震える感動のミステリー
「あんた、ゴミサトシって知ってるか?」
元刑事の河辺のもとに、ある日かかってきた電話。その瞬間、封印していた記憶があふれ出す。真っ白な雪と、死体――。あの日、本当は何があったのか?
友が遺した暗号に導かれ、40年前の事件を洗いはじめた河辺とチンピラの茂田はやがて、隠されてきた真実へとたどり着く。
『スワン』で日本推理作家協会賞、吉川英治文学新人賞を受賞。圧倒的実力を誇る著者が、迸る想いで書き上げた大人のための大河ミステリー。
上手くいった思い出よりも、記憶に焼きついているのは失敗ばかり。しかしだからといってあの日を懸命に生きなかったわけじゃない。
精一杯の強がりは「歌」になります。
わたしはわたしの歌を、たとえ音痴でも大声でうたってやる。
そんな想いで書き上げた作品です。
目次
- 序 昭和四十七年
- 第一章 さよならの今日に …令和元年
- 第二章 すべての若き野郎ども …昭和五十一年
- 第三章 追憶のハイウェイ …令和元年
- 第四章 強く儚い者たち …平成十一年
- 第五章 巨人 …令和元年
- 第六章 誰ぞこの子に愛の手を …令和二年
さまざまな書評やメディアで取り上げられています!
【書評】
・本がすき。 瀧井朝世が読む『おれたちの歌をうたえ』40年前の事件の真相
・産経新聞【書評】『おれたちの歌をうたえ』 後悔抱える人に力与える/細谷正充
・朝日新聞【書評】『おれたちの歌をうたえ』 挫折に落とし前 未来は変わる/大矢博子
・読売新聞【書評】『おれたちの歌をうたえ』 稲野和利(ふるさと財団理事長)
「毎日新聞」内藤麻里子、『週刊現代』西上心太、『小説トリッパー』朝日新聞・高津祐典、『小説新潮』21年4月号「本の森 ホラー・ミステリ」村上貴史、『小説現代』21年4月号「書評現代・ミステリー」若林踏(敬称略)
【メディア掲載】
『週刊文春』ミステリーレビュー、TBS系「王様のブランチ」BOOKコーナー特集、MBSラジオ、「沖縄タイムス」「北日本新聞」「高知新聞」「岩手日報」「京都新聞」「愛媛新聞」「琉球新報」「信濃毎日新聞」「秋田魁新報」「熊本日日新聞」「長崎新聞」(共同配信)、『アサヒ芸能』(「気になるあの本この本」)
【インタビュー】
・「RealSoundBook」インタビュー/作家・呉勝浩が語る、コロナ禍で“理不尽への抵抗”を描いた意味 「悲劇に抵抗し、未来へと繋げていく」
・ダ・ヴィンチニュース 昭和・平成を振り返って未来を見る――呉勝浩の新たな代表作が登場!『おれたちの歌をうたえ』
・「産経新聞」社会のタブーにも斬り込み、時代という悪を問いかける/呉勝浩さん『おれたちの歌をうたえ』
・「東京新聞」過去を引き受け未来へ/『おれたちの歌をうたえ』作家・呉勝浩さん
・「朝日新聞」謎は解け、人生が残る 呉勝浩さん新境地のミステリー
・『女性自身』挫折から未来へと向かう物語に 呉勝浩さん最新刊『おれたちの歌をうたえ』
・『オール讀物』Book Talk/三つの時代を描く大作小説――『おれたちの歌をうたえ』
・『別冊文藝春秋』作家の書き出し/呉勝浩インタビュー 取材・構成:瀧井朝世
他にも「日経新聞」「中日新聞」「デーリー東北」「夕刊フジ」、『ダ・ヴィンチ』21年4月号「こんげつのBookmark EX」、『潮』などに掲載されました。
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