- 2021.12.08
- 特集
年末年始はこれを読もう! 文春文庫 オブ・ザ・イヤー
文:文春文庫部
ジャンル :
#小説
,#エンタメ・ミステリ
,#ノンフィクション
,#政治・経済・ビジネス
,#随筆・エッセイ
12月の文春文庫のフェアは、皆さんのお楽しみ「文春文庫 オブ・ザ・イヤー」です。
今年もこんなPOPが書店に並びますので、是非手に取ってください。
年末年始のお供に、文春文庫をお忘れなく!
『コンビニ人間』(村田 沙耶香)
「普通」とは何か?
現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作
36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。
「いらっしゃいませー!!」
お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。
ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。
累計135万部突破&38の国と地域で翻訳決定。
世界各国でベストセラーの話題の書。
『カラフル』(森 絵都)
「おめでとうございます、抽選に当たりました!」
生前の罪により、輪廻のサイクルから外されていた僕の魂は、天使業界の抽選によって再挑戦のチャンスを得た。
それは、自殺を図った少年、真(まこと)の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならない修行だった。
天使のガイドのもと、真として過ごすうちに、僕は家族や友人の欠点が見えてくるようになって……。
深刻なテーマを、森さんならではのユーモアで包み、あたたかくホロリとさせる不朽の名作。
『鍵のない夢を見る』(辻村 深月)
第147回直木賞受賞作!
どこにでもある小さな町に、家庭に、ひそかに口をあける落とし穴。
わたしたちの心にさしこむ影と、ひと筋の希望の光を描く傑作短編集。
「仁志野町の泥棒」誰も家に鍵をかけないような平和で閉鎖的な町にやって来た転校生の母親には千円、二千円をかすめる盗癖があり……。
「石蕗南地区の放火」田舎で婚期を逃した女の焦りと、いい年をして青年団のやり甲斐にしがみ付く男の見栄が交錯する。
「美弥谷団地の逃亡者」ご近所出会い系サイトで出会った彼氏とのリゾート地への逃避行の末に待つ、取り返しのつかないある事実。
「芹葉大学の夢と殺人」【推理作家協会賞短編部門候補作】大学で出会い、霞のような夢ばかり語る男。でも別れる決定的な理由もないから一緒にいる。そんな関係を成就するために彼女が選んだ唯一の手段とは。
「君本家の誘拐」念願の赤ちゃんだけど、どうして私ばかり大変なの? 一瞬の心の隙をついてベビーカーは消えた。
“我が身にも起こりうる”と思わせるリアリティで描き出す意欲作。
『よみがえる変態』(星野 源)
とある人間が死の淵から帰ってきた。
――ただいま!!
エロも哲学も垣根なく綴った怒涛の3年間。
アルバム制作やライブ、ドラマ撮影に執筆。
やりたかったことは次々と仕事になったが、片時も休まる暇がない。
自分がなりたいと思う姿を追いかけるほどに消耗していく中、突然の病に襲われた。
……まだ死ねない。
これから飛び上がるほど嬉しいことが起こるはずなんだ。
死の淵から蘇った3年間をエロも哲学も垣根なしに綴る。
文春文庫 オブ・ザ・イヤー 全リスト
『選択の科学』
『銀の猫』
『時をかけるゆとり』
『シャイロックの子供たち』
『男おひとりさま道』
『妊娠カレンダー』
『終りなき夜に生れつく』
『対岸の彼女』
『乳と卵』
『百花』
『ある小さなスズメの記録』
『カカシの夏休み』
『歴史を紀行する〈新装版〉』
『革命前夜』
『戸村飯店青春100連発』
『上機嫌な言葉 366日』
『西洋菓子店プティ・フール』
『鍵のない夢を見る』
『炎環〈新装版〉』
『地下の鳩』
『上野-会津 百五十年後の密約』
『ある町の高い煙突〈新装版〉』
『暗鬼』
『約束』
『モダン』
『日本のいちばん長い日決定版』
『沈黙のパレード』
『収容所から来た遺書』
『よみがえる変態』
『森と氷河と鯨』
『隻眼の少女』
『「ない仕事」の作り方』
『とり残されて』
『父の詫び状〈新装版〉』
『意味がなければスイングはない』
『コンビニ人間』
『満月珈琲店の星詠み~ライオンズゲートの奇跡~』
『カラフル』
『「空気」の研究〈新装版〉』
『路(ルウ)』
『ナナメの夕暮れ』
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