本の話

読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア

キーワードで探す 閉じる
【速報】第169回芥川龍之介賞候補作が発表されました。

【速報】第169回芥川龍之介賞候補作が発表されました。

日本文学振興会より、第169回芥川龍之介賞の候補作が発表されました。選考委員会は、きたる2023年7月19日(都内で開催されます。

◆選考委員(五十音順) 小川洋子・奥泉光・川上弘美・島田雅彦・平野啓一郎・堀江敏幸・松浦寿輝・山田詠美・吉田修一

◆正賞:時計  副賞:賞金100万円


候補作品(作者名:五十音順)

石田夏穂(いしだ かほ)「我が手の太陽」群像5月号

1991年生まれ。東京工業大学工学部卒。2021年「我が友、スミス」で第45回すばる文学賞佳作。

〈作品〉「我が友、スミス」2021年すばる11月号=第166回芥川賞候補、単行本は22年集英社刊。「ケチる貴方」22年群像3月号、単行本は23年講談社刊。「黄金比の縁」22年すばる8月号、単行本は23年集英社刊。


市川沙央(いちかわ さおう)「ハンチバック」文學界5月号

1979年生まれ。早稲田大学人間科学部(通信教育課程)卒。2023年「ハンチバック」で第128回文學界新人賞を受賞しデビュー。

〈作品〉「ハンチバック」2023年文學界5月号、単行本は23年文藝春秋刊。


児玉雨子(こだま あめこ)「##NAME##(ネイム)」文藝夏季号

©Miyoko Tamai

1993年生まれ。明治大学大学院文学研究科修士課程修了。2012年より作詞家として楽曲提供を開始。21年『誰にも奪われたくない/凸撃』(河出書房新社)で初の小説単行本を刊行。

〈作品〉『誰にも奪われたくない/凸撃』2021年河出書房新社刊。「じゃあ何から産まれたかったの?」22年文藝春季号。


千葉雅也(ちば まさや)「エレクトリック」新潮2月号

©新潮社

1978年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。2019年、「デッドライン」で第41回野間文芸新人賞、21年、「マジックミラー」で第45回川端康成文学賞を受賞。

〈作品〉『動きすぎてはいけない―ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』2013年河出書房新社刊=紀伊國屋じんぶん大賞2013、第5回表象文化論学会賞受賞。『勉強の哲学―来たるべきバカのために』17年文藝春秋刊。『意味がない無意味』18年河出書房新社刊。『アメリカ紀行』19年文藝春秋刊。「デッドライン」19年新潮9月号=第162回芥川賞候補、単行本は19年新潮社刊=第41回野間文芸新人賞受賞。『ツイッター哲学―別のしかたで』20年河出文庫刊。「マジックミラー」20年文学ムックことばとvol.1=第45回川端康成文学賞受賞。「オーバーヒート」21年新潮6月号=第165回芥川賞候補、単行本は21年新潮社刊(「マジックミラー」併録)。『現代思想入門』22年講談社現代新書刊=新書大賞2023受賞。


乗代雄介(のりしろ ゆうすけ)「それは誠」文學界6月号

1986年生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科卒。2015年、「十七八より」で第58回群像新人文学賞を受賞しデビュー。18年、『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞、21年『旅する練習』で第34回三島由紀夫賞を受賞。22年、同作で第37回坪田譲治文学賞を受賞。

〈作品〉「十七八より」2015年群像6月号、単行本は15年講談社刊。「本物の読書家」16年群像9月号、単行本は17年講談社刊=第40回野間文芸新人賞受賞。「未熟な同感者」17年群像7月号(『本物の読書家』に併録)。「生き方の問題」18年群像6月号、「最高の任務」19年群像12月号=第162回芥川賞候補、単行本は20年講談社刊(「生き方の問題」併録)。『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』20年国書刊行会刊。「旅する練習」20年群像12月号=第164回芥川賞候補、単行本は21年講談社刊=第34回三島由紀夫賞受賞、第37回坪田譲治文学賞受賞。「皆のあらばしり」21年新潮10月号=第166回芥川賞候補、単行本は21年新潮社刊。『掠れうる星たちの実験』21年国書刊行会刊。『パパイヤ・ママイヤ』22年小学館刊。


 

プレゼント
  • 『男女最終戦争』石田衣良・著

    ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。

    応募期間 2024/9/30~2024/10/7
    賞品 『男女最終戦争』石田衣良・著 5名様

    ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。

ページの先頭へ戻る