作品
明智光秀、松永久秀、伊達政宗、長谷川平蔵、勝海舟――。理想や志と裏腹な決意をせねばならなかった男たちを描く傑作歴史小説集。
乱暴狼藉をはたらいていた浪人たちが、次々と殺されてしまう。その太刀筋から下手人は只者ではないと、久蔵は探索を開始するが……。
父の跡を継ぎ、南町奉行所定町廻り同心となった朝比奈凜之助。剣の腕は立つが、どこか頼りない若者に与えられた殺しの探索とは……。
〈荒事〉の開祖にして最後は舞台上で刺殺されたカリスマ。謎多き初代團十郎の生涯を元禄の狂乱と江戸歌舞伎の胎動とともに描き切る。
お雅が営む煮売屋「旭屋」は、旬の食材で作るお菜で人気。お雅の周囲でまきおこる騒動においしい料理が色どりを添える。
火事が多発する江戸。廻船問屋の宴に巨大な顔の怪かしが出現。一方で火を消して回る火消し婆も暗躍し、謎が謎よぶ火事騒動の顛末は?
「大名倒産」で逃げ切りたい先代vs国と家を守りたい健気な若殿。倹約と誠意で経営再建は成るのか? 泣けて笑える最高のエンタメ。
空也は自らを狙う佐伯彦次郎の存在を知る。無用な戦いを避け、武者修行最後の地と定めた姥捨の郷を目指す空也に新たな刺客が――。
神田川沿いで生薬屋主人と手代が斬殺された。鬼彦組が捜査に乗り出し、犯人らによる呉服屋襲撃計画を知る。知恵と力較べが始まった!
ついに藩主の本当の願いが明かされる。「御留山」の秘密に小籐次は? 長らく愛された大人気シリーズ、ここに堂々完結。
秋山久蔵の息子、大助の着物の袂に、助けを乞う文が入れられた。身に覚えのない大助に、久蔵は探索を命じる……。シリーズ第14弾。
江戸を出立して40日。瀬戸内海の旅を経て、豊後森藩の城下へ近づく小籐次。夜明けの八丁越で参勤行列に襲い掛かるのは何者か?
日本人にされそうになったアイヌ。ロシア人にされそうになったポーランド人。文明を押し付けられた二人が守り抜きたいものとは?
連続刊行となる『仕立屋お竜』。第二巻では「隠居の文左衛門」が「地獄への案内人」を結成するきっかけになった事件が明らかに!
長尾景虎、大村純忠ら乱世を生き抜いた戦国武将たち。彼らの原点を、大航海時代とリンクした全く新しい戦国史観で綴る短編集。
藍千堂に難しい誂え菓子を頼む客が立て続けに現れた。偶然とは思えず幸次郎が調べると、百瀬屋の贔屓客だった旗本が浮かび上がった。
浅草橋の海産物問屋で十人を超える大量殺人が発生。隣家の旗本も血まみれで昏倒。現場の屋敷の壁には「がしゃどくろ」の血文字が。
藩主の願いにより参勤交代に同道する小籐次親子。果たして、瀬戸内をわたる船の中で事件が起きるが――三カ月連続刊行スタート!
表の顔は腕の良い仕立屋、裏の顔は達人仕込みの剣術で悪を成敗する「地獄への案内人」。仕立屋お竜の活躍を描く痛快時代小説!
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。