単行本

センスの哲学

1,760 (税込)
発売日2024年04月05日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) センスノテツガク
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2024年04月10日
ISBN 978-4-16-391827-3
Cコード 0095

あなたのセンスが良くなる本! 哲学三部作のラストを飾る一冊がついに誕生

服選びや食事の店選び、インテリアのレイアウトや仕事の筋まで、さまざまなジャンルについて言われる「センスがいい」「悪い」という言葉。あるいは、「あの人はアートがわかる」「音楽がわかる」という芸術的センスを捉えた発言。
何か自分の体質について言われているようで、どうにもできない部分に関わっているようで、気になって仕方がない。このいわく言い難い、因数分解の難しい「センス」とは何か? 果たしてセンスの良さは変えられるのか? 

音楽、絵画、小説、映画……芸術的諸ジャンルを横断しながら考える「センスの哲学」にして、芸術入門の書。
フォーマリスト的に形を捉え、そのリズムを楽しむために。
哲学・思想と小説・美術の両輪で活躍する著者による哲学三部作(『勉強の哲学』『現代思想入門』)の最終作、満を持していよいよ誕生!


ーーーーーー
 さて、実は、この本は「センスが良くなる本」です。
 と言うと、そんなバカな、「お前にセンスがわかるのか」と非難が飛んでくるんじゃないかと思うんですが……ひとまず、そう言ってみましょう。
「センスが良くなる」というのは、まあ、ハッタリだと思ってください。この本によって、皆さんが期待されている意味で「センスが良くなる」かどうかは、わかりません。ただ、ものを見るときの「ある感覚」が伝わってほしいと希望しています(「はじめに」より)。
ーーーーーー

◆著者プロフィール
千葉雅也(ちば・まさや)
1978年栃木県生まれ。東京大学教養学部卒業。パリ第10大学および高等師範学校を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(第4回紀伊國屋じんぶん大賞、第5回表象文化論学会賞)、『勉強の哲学――来たるべきバカのために』、『アメリカ紀行』、『デッドライン』(第41回野間文芸新人賞)、「マジックミラー」(第45回川端康成文学賞、『オーバーヒート』所収)、『現代思想入門』(新書大賞2023)など著書多数。

目次

はじめに 「センス」という言葉
直観的にわかる
センスと文化資本
人間とは「余っている」動物である
センスの良し悪しから、その彼方へ

第一章 センスとは何か
感覚と思考
「選ぶセンス」から出発する
センスが無自覚な状態
上手い/下手から、ヘタウマへ
センスが無自覚な部屋
センスとはヘタウマである
土俵自体を変えてしまう
モデルの再現から降りること、AIの「学習」

第二章 リズムとして捉える
意味から強度へ
形も味もリズムである——スタンドライトと餃子
複数の流れを「多重録音」のように捉える
最小限のセンスの良さ——リズムの面白さに気づく
気軽にできるモダニズム
ラウシェンバーグと餃子

第三章 いないいないばあの原理
リズムに乗ること
うねりとビート
物語と「欠如」
いないいないばあの原理
サスペンス=いないいないばあ
日常のサスペンス

第四章 意味のリズム
大きな意味から小さな意味へ
人生の多面性
モダニズム、フォーマリズム
感動を半分に抑え、ささいな部分を言葉にする
意味とは何か——近い/遠い
AIと人間——ChatGPTから考える
対立関係とリズム
意味のリズム
感動は二つある——大まかな感動と構造的感動
エンターテイメントと純文学

前半のまとめ

第五章 並べること
映画の「ショット」と「モンタージュ」
よくわからないモンタージュの面白さ
予測誤差の最小化
それでも人はサスペンスを求める——予測誤差と享楽
「何をどう並べてもいい」ということ
つながるかどうかは設定次第

第六章 センスと偶然性
「全芸術」で考える
美と崇高——偶然性にどう向き合うか
「作ろうとする」から「結果的にできる」へ
届かないズレと超過するズレ
自分に固有の偶然性

第七章 時間と人間
芸術とは時間をとること
ベルクソンの時間論
可能性の溢れを限定する
人間の多様性
目的志向と芸術的宙づり

第八章 反復とアンチセンス
芸術の意味
芸術と「問題」
作品とは「問題」の変形である
どうしようもなさとジレンマ
センスとアンチセンス
デモーニッシュな反復

付録 芸術と生活をつなぐワーク

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