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「ギョッとする」悪口と芸術や学問の深いつながりを理解すると、すべてのセンスが磨かれる!

「ギョッとする」悪口と芸術や学問の深いつながりを理解すると、すべてのセンスが磨かれる!

千葉 雅也

千葉雅也の「センスにまつわる質問箱」#10

出典 : #文春オンライン
ジャンル : #ノンフィクション

「無難な服ばかり選んでしまう」24歳に千葉雅也が薦める、“自分の文化圏”から抜け出し、ファッションを楽しむ方法とは?『センスの哲学』大ヒット記念企画〈千葉雅也のセンスにまつわる質問箱〉第9回!〉から続く

『センスの哲学』が話題の哲学者・千葉雅也さん。「センス」や「芸術」、あるいは「芸術と生活」について、読者の疑問に応える連載「センスにまつわる質問箱」もいったん最終回。本日の質問は「悪口」についてです。

『センスの哲学』(千葉雅也 著)

【vol.10 悪口と芸術の関係は?】
 悪口と芸術は関係ありますか? 悪口にもセンスはありますか(frost、新潟県、公務員、46歳)。

千葉さんのお答え 芸術とも学問とも深い関係がある

 悪口は芸術と関係がありますし、それから、悪口は学問とも深い関係があると思います。通常の働いている空間においては許されないような意地の悪い見方や批判まで進んでいくのが学問だったりするし、芸術というのも世の中に対して斜めからの切り込みをしたりするので、いずれにせよ、ときにギョッとするようなものだったりします。いわば「通常モード」のロックをある程度、解除する場面がある。意地悪なものの見方や言葉遊びのような、言語をひねって展開するようなことは、芸術とも学問とも結びついています。

単行本
センスの哲学
千葉雅也

定価:1,760円(税込)発売日:2024年04月05日

電子書籍
センスの哲学
千葉雅也

発売日:2024年04月05日

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