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「アートな映画を見た時のモヤモヤをスッキリさせたい」17歳に伝える、千葉雅也流「モヤモヤ」との付き合い方とは?

「アートな映画を見た時のモヤモヤをスッキリさせたい」17歳に伝える、千葉雅也流「モヤモヤ」との付き合い方とは?

千葉 雅也

千葉雅也の「センスにまつわる質問箱」#6

出典 : #文春オンライン
ジャンル : #ノンフィクション

「インプット過多でアウトプットできない」社会人に千葉雅也が勧める、AIを駆使した超アウトプット術とは?『センスの哲学』大ヒット記念企画〈千葉雅也のセンスにまつわる質問箱〉第5回!〉から続く

『センスの哲学』が話題の哲学者・千葉雅也さん。「センス」や「芸術」、あるいは「芸術と生活」について、読者の疑問に応える連載「センスにまつわる質問箱」も6回目。本日は、映画の見方にモヤモヤする17歳からの質問に答えます。

『センスの哲学』(千葉雅也 著)

【vol.6 難解な映画を消化するには?】
 芸術的な映画とか、難解な映画を観ても自分の中で消化しきれずに、モヤモヤしながらしばらく日々を過ごすことがあります。どうすればもう少しスッキリできるでしょうか(九鬼うてな、京都府、高校生・予備校生、17歳)

千葉さんのお答え モヤモヤしていることをそのまま語ってみる

 難解な映画というのは、消化しきれないところが魅力なので、スッキリできなくてもいいんです。でも、その作品を自分なりに受け止めるには、やはり何か「書く」のがいいと思います。映画を観た直後でも数日後でも、思ったことを、断片的にでもいいから短い文章にしたり、あるいは音声入力してみる。モヤモヤしていることをそのまま語ってみる。納得してスッキリしようとするのではなく、時間を置いて考えるのがいいと思います。

単行本
センスの哲学
千葉雅也

定価:1,760円(税込)発売日:2024年04月05日

電子書籍
センスの哲学
千葉雅也

発売日:2024年04月05日

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