『お祓いは家政夫の仕事ですか 霞書房の幽霊事件帖』澤村 御影(文春文庫)

 累計150万部の人気シリーズ「准教授・高槻彰良の推察」の澤村御影さんの新作『お祓いは家政夫の仕事ですか 霞書房の幽霊事件帖』(文春文庫)が発売されました。

 家事代行のアルバイト・秋生と貸本屋〈霞書房〉店主・透のバディが、様々な理由で現世に未練を残す幽霊を成仏させる本作は、ミステリあり、ホラーあり、涙あり……澤村御影さんの魅力が全部盛りの傑作ゴースト・ストーリーで、発売5日目で増刷がかかるなど話題を呼んでいます。

 いち早く読んでくださった書店員さんから寄せられた熱のこもったコメントを紹介します!


魅力的なキャラクターと設定で一気に読んでしまいました!
世話焼きと人見知りのコンビは最高に良いですね!
気になることがたくさんありますので、ぜひ2巻を出してほしいです。
(岩瀬書店会津若松駅前店 一ノ瀬瑞希さん)

ある日突然、人生の幕を閉じることになった人の無念。
残された側の“あの時”で止まった時間、受け入れたくない現実。
辛くても苦しくても、そこに向き合わなくちゃダメだよと背中を押してくれるような透だからこその「霞払い」に勇気をもらいました。
透と秋生コンビの空気感とても好きです。続きもめちゃくちゃ気になります!!
(秋生レシピ簡単&美味しそうで作ってみたくなりました……!)
(匿名希望)

読みやすく、でも決して軽い訳ではなく、テンポ良く楽しいけど哀しくもあり。そしてラストでは目が丸くなるような驚きと静かな切なさ。
とにかく続きを! おかわりを! 是非ともお願いいたします。早く店頭に並べて、秋生と透のファンを増やしたいです。
(ジュンク堂書店藤沢店 山下美穂子さん)

愛する人を失う悲しみ、後悔、その想いが“楔”となる。『前に進むため』そんなことはわかっているけれど、わかりたくないその手を止めずにいられない、そんな優しくて儚い愛のカタチに涙しました。
これからの二人の『霞払い』を想像すると楽しくてたまりません。続編を楽しみにしています!!
(Book Yard.&COMO 川本梓さん)

霞払いを終えるごとに信頼関係が確かなものになっていく秋生と透。
ドキドキ、ハラハラ、ホロリと感情が忙しい作品でした。
(明文堂書店氷見店 二谷由美さん)

秋生の世話焼き具合と、透の繊細さの組み合わせが本当に読んでいて気持ちいいほど合致していて最高のバディものでした。設定など魅力的な部分が多いので映像になったらとても映えそうだなと思います。横浜の風景が鮮明に手に取るように分かるので、横浜付近に住んでいる方、または自分のように住んでいた人間におすすめしたいです。懐かしさがあります。霞書房探したいな。
幽霊が見える→祓うという単純な話じゃなく、そこに家事や料理が加わることによって、今まで読んだことのない新たなジャンルのバディ小説になっていて、幽霊と家事とバディ好きな方に推したいです。
(くまざわ書店西新井店 中沢雅さん)

秋生の優しさ、透の優しさ。
それぞれが胸に染み込んでくる。
家事代行としても有能で、お祓いの助手としても秋生は有望!
透とのバディをこれからも追いかけさせてください!!
(文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子さん)

気の優しい大型犬のような秋生と、臆病な小動物のようでありながら『霞払い』では気丈に振る舞う透。視える二人が幽霊たちのそれまでの人生を見届ける、その優しさに心打たれました。
(ジュンク堂書店旭川店 植松智子さん)