今年10月に放送予定の池井戸潤さん原作・日本テレビ系連続ドラマ『俺たちの箱根駅伝』。物語は、箱根駅伝に2年連続で出場を逃した古豪・明誠学院大学の陸上競技部を中心とした挑戦と、箱根駅伝の生中継を担う「大日テレビ」というテレビ局の舞台裏の2つの大きな柱で描かれています。

 大日テレビ側キャストには、箱根駅伝の生中継を担うチーフプロデューサー徳重亮役に大泉洋さん、センターディレクターの宮本菜月役に伊藤沙莉さん、そしてアシスタントディレクター戸山知香役に山田杏奈さんが発表されていましたが、この度、「箱根駅伝中継」の使命を担うテレビ中継スタッフの追加キャストが発表されました。

 後輩の菜月にセンターDの座を奪われ、複雑な思いを抱えるディレクター野村豪輝役に浅香航大さん。技術者として絶対の誇りを持ち、「技術を制するものが箱根を制す」を信条に現場を支える技術チーフ桑名哲役には河内大和さん。そしてADとして経験を積み、念願のディレクターデビューを果たした心優しき松澤東吾役は望月歩さんが演じます!

 大日テレビの中継スタッフ陣に決定した、キャストの皆さんの役柄紹介とコメントが届きました。

野村豪輝【大日テレビスポーツ局ディレクター】役・浅香航大さん

大日テレビ「箱根駅伝」ディレクター。移動中継車の1号車を担当。クールな性格だが、後輩の菜月にセンターDの座を奪われ、内心穏やかではない。バラエティー出身ゆえ「箱根」をエンタメ化しようとする上層部の方針には肯定的。

僕は部活での青春を体験したことがありませんでした。
原作を拝読した時、スポーツの熱さ、素晴らしさを改めて感じ、号泣しながら読み終えました。
それと同時に“自分には体験できなかった”という羨ましさで、熱を帯びるような感覚があり、その思いは、僕が演じる野村という人物の心情にも、どこか似て通ずるものがある気がします。
野村は原作には登場しないドラマオリジナル人物ですが、作品の良いスパイスになるよう、大事に育てていきたいと思います。

松澤東吾【大日テレビスポーツ局ディレクター】役・望月歩さん

大日テレビ「箱根駅伝」ディレクター。移動中継車の3号車を担当。ADとして経験を積み、この度ようやくディレクターデビューできることに。優しい性格ゆえに⼾⼭をはじめADたちにナメられがち……。

今回、松澤東吾を演じさせていただくことになりました。
見ようと思えば毎年見られたはずの箱根駅伝ですが、僕は今年が初めてでした。たくさんの想いが詰まっているということ、そして応援することで心が奮い立つという経験。作品に参加させていただけたことで新たに学ぶことができています。
作品を通して、僕のような人にも興味を持っていただけたら嬉しいなと思います!そのきっかけになれるよう、丁寧に向き合っていきます。ご期待ください。

桑名哲【大日テレビ技術チーフ】役・河内大和さん

大日テレビ「箱根駅伝」技術チーフ。徳重の少し上のベテランスタッフ。技術者としてのプライドを高く持つ。「技術を制するものが箱根を制す」の言葉を胸に仕事をしている。

お正月、当たり前のように見ていた箱根駅伝ですが、本作に参加して、その舞台裏にどれほど多くの人々の情熱と責任があるのかを改めて知りました。
私が演じるのは、大日テレビの技術チーフ。一瞬たりとも途切れない映像を届けるために熱く戦い、視聴者には見えない場所で放送を支える役どころです。
走る者たちのドラマと、それを支える者たちのドラマ。その両方が重なり合い、箱根駅伝の新たな魅力と熱狂が見えてきます!


 ドラマの撮影では実際の箱根駅伝中継で使われる移動中継車を使用。今回の写真撮影も、実際の中継車やカメラバイクをバックに行われ、普段は間近で目にする機会のない本物の中継車の迫力に、キャスト陣からも思わず感嘆の声が上がる場面もありました。

 カメラバイクを囲んだ浅香さん、河内さん、望月さんの3人の撮影では、大泉さんが「桑名(河内大和)はカメラを持った方が絶対リアルでしょ」と自ら演出し始め、現場を大いに盛り上げるひと幕が――終始和気あいあいとした雰囲気の中、それぞれが役への思いを込めて撮影に臨み、完成した写真には、キャラクターの個性と箱根駅伝中継を支えるスタッフとしての使命感が生き生きと映し出されています。

 ドラマ内で大日テレビの中継の裏側を描くパートでは、往復約14時間に及ぶ生中継に挑むスタッフたちの奮闘が描かれますが、候補選手への取材を重ねながら信頼関係を築き、選手の表情や勝負どころを逃さないカメラポジションを入念に下見。さらに、数々の名場面を生んできた“給水ポイント”の撮影方法にも新たな工夫を加えるなど、“選手のための箱根駅伝”を全国に届けるため、時にぶつかり、時に知恵を出し合う個性豊かな箱根駅伝スタッフの人間模様も、本作の大きな見どころです。

 さらに本作では、約40年前、箱根駅伝中継の礎を築いた技術スタッフたちの知られざる苦闘にもスポットを当てます。当時は、テレビ中継の電波が葉っぱ1枚でもあると遮られてしまう時代。カーブが連続する箱根の山で生中継を実現することは、不可能に近い挑戦でした。山中にいくつもの中継基地を設けるため、技術スタッフたちは、50キロにも及ぶ機材を背負い、道なき山道を何度も往復しながら運び上げ、ようやく中継体制を築き上げることができました。

 ドラマでは、その知られざる苦闘の一端を描くエピソードも登場。大泉さん、伊藤さん、山田さんら中継スタッフ役のキャストも実際に箱根の山へ入り、機材を背負いながら、当時と同じような急峻な山道を歩いて撮影に臨みました。のちにキャスト陣が「とにかく山の撮影が本当に大変だった」と口をそろえるほどタフなロケとなり、困難を乗り越えながら生中継という新たな挑戦を切り拓いた先人たちへのリスペクトを身をもって実感したといいます。

 時には足場の悪い急斜面に苦戦する場面もありましたが、座長の大泉さんが“山岳隊の隊長”さながらに「全員無事かー?」「ここは俺に任せて先に行けー!」などと声を掛け一同を盛り上げ、笑顔が絶えない雰囲気の中、チーム一丸となってタフな撮影を乗り越えていきました。

 池井戸潤さん自らが「もう二度と、こんな小説は書けないでしょう」と語る、渾身の原作のドラマ化。大泉洋さん主演、関東学生陸上競技連盟の全面協力を得て、日本テレビが総力を挙げて贈る連続ドラマ『俺たちの箱根駅伝』、今年の10月に放送です。

池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』(上・下)

【ドラマ『俺たちの箱根駅伝』あらすじ】

『箱根駅伝』。その本選出場をかけた運命の予選大会。注目は、2年連続で本選出場を逃し、3年ぶりの“箱根駅伝復帰”を目指す古豪・明誠学院大学。ケガから復帰した4年生エースが本来の力を発揮できさえすれば、本選出場はほぼ確実――そう誰もが考えていた。しかしレース当日、明誠学院の前に立ちはだかったのは、幾度となくチームの夢を打ち砕いてきた「箱根駅伝の魔物」。果たして、明誠学院大学は、再び箱根駅伝本選のスタートラインに立つことはできるのか。

 一方、放送まで3カ月を切った『箱根駅伝中継』を担う大日テレビ・スポーツ局。チーフプロデューサーの徳重亮(大泉洋)は、編成局長から突きつけられた無理難題に頭を抱えていた。次々と押し寄せる不測の事態の中で、徳重は決断を迫られ責任を背負いながら、放送当日へと突き進んでいく。

 持てる力のすべてを振り絞って走る選手たちと、それを一瞬も逃すまいと届けようとするテレビ中継スタッフたち。箱根駅伝にすべてをかける者たちの、熱き闘いの幕が上がる!!

【番組概要】

日本テレビ系連続ドラマ 『俺たちの箱根駅伝』
放送時期:2026年10月(放送枠は未定)

出演:大泉 洋
   伊藤沙莉
   山下智久 ほか
原作:池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』(文藝春秋)
脚本:鈴木すみれ、松田裕子
演出:猪股隆一、山田信義 ほか
プロデューサー:小田玲奈、藤澤季世子、大井章生、鈴木香織、森雅弘
協力:一般社団法人 関東学生陸上競技連盟
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ

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