インタビューほか

〈特集〉浅田版「新選組」──新選組が出ていったときはスッとしたそうです

「本の話」編集部

八木喜久男(八木家十五代当主)

〈特集〉浅田版「新選組」
〈対談〉糸里が生きた「輪違屋」の魂 高橋利樹(輪違屋十代目当主)×浅田次郎
・〈インタビュー〉新選組が出ていったときはスッとしたそうです 八木喜久男(八木家十五代当主)
芹沢鴨のこと 菊地明
侍にも優る気概をもった女たち 縄田一男

『輪違屋糸里 上』 (浅田次郎 著)

──八木家は、芹沢鴨(せりざわかも)、近藤勇、土方歳三、沖田総司といった浪士たちが屯所にしていたお屋敷で、新選組もここで旗揚げしています。そもそも彼らが八木家を屯所にするようになったのは、どのようないきさつからだったのでしょうか。

 わたしども八木家は、室町時代の終わり頃から京都・洛西の壬生(みぶ)村に居を構えておりまして、江戸時代には十家ほどの郷士、いわゆる壬生の住人士(じゅうにんし)と呼ばれる人たちと、壬生村の運営や壬生狂言の世話役などに携わっていました。中でも八木家は、代々、壬生村の長(おさ)といいますか、行司役を務めてきた関係で、京都守護職や所司代と非常に深いかかわりがあったようです。

 幕末になって、第十四代将軍・徳川家茂が上洛することになり、その警護のために浪士たちが集められましたが、京都での彼らの宿所をどこにしたらいいか、という問題が出てきた。そこで幕府が白羽の矢を立てたのが、武家風の屋敷が十数軒点在している洛西・壬生村だったのでしょう。当時の壬生村は都の中心にいちばん近い西の村でしたから、将軍を警護するうえからも、非常に便利だったんじゃないかと思います。

輪違屋糸里 上浅田次郎

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輪違屋糸里 下浅田次郎

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浅田次郎 新選組読本浅田次郎 文藝春秋

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