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芥川賞受賞作『コンビニ人間』を、コンビニで働く人たちが読んでみた

芥川賞受賞作『コンビニ人間』を、コンビニで働く人たちが読んでみた

『コンビニ人間』 (村田沙耶香 著)


ジャンル : #小説

コンビニは「人」で成り立っている

 CVS事業において不可欠なものとは加盟者、そしてスタッフの存在である。物語に出てきたように、そこには複雑な人間関係が存在しながらも、必死に店舗を運営している姿がある。単純なように見えて、複雑に構築されているコンビニを“人間”という視点から分かりやすく、そしてリアルに表現されていた。また24時間365日、休まず運営できているのは加盟者、スタッフのおかげであると再認識させられる物語であった。

(20代 男性 本部勤務)


 コンビニに携わる人たちには、色んなドラマがある事を実感しました。私たちが働いている瞬間に、お客様や働くスタッフさん達にはそれぞれの物語があり、コンビニを利用するシーンも、その一部だなと感じました。

 生活の一部に携わる仕事をしている事に誇りを持ち、これから更に、コンビニを利用している全ての方々に、喜びや感動を与えられる店舗指導・売場づくり・商品品揃えを行っていこうと思わせてくれた作品です。

(30代 男性 店舗指導員)


 息つくひまも無いほど、日頃の業務に追われているコンビニ店舗において、繰り広げられるドラマは、まさに人間社会の縮図であり、店舗それぞれが一つの世界を形成していると思います。店舗のオーナーとして、変わり移る価値観を正面から受け止め、スタッフが良い意味でコンビニ人間としての幸福感を感じるような職場を提供したいと、認識を新たにしました。

(60代 男性 加盟店オーナー)

コンビニ人間
村田沙耶香・著

定価:本体1,300円+税 発売日:2016年07月27日

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