待望の第五歌集『オレがマリオ』が発売となりました。俵さんは東日本大震災の時、仙台に息子さんと住んでいましたが、余震と放射能被害を怖れ、西へと逃れます。そして、運命的に住み着くことになったのが沖縄本島からさらに南西へ四〇〇キロ離れた石垣島でした。
この歌集は大きく二つの部分に分かれます。Iでは、3.11以降の不安な日々の歌から始まり、やがて、島での出会いや自然との交わり、息子さんののびのびとした感性を歌ったもの。IIでは、震災以前の歌。ここには恋の歌も多いです。全三四一首。
俵さんの短歌は、いままでも時代時代の空気を見事に結晶化してきました。この新しい歌集もきっと多くの方々の心を捉えることでしょう。
俵 万智 『オレがマリオ』を語る
「オレがマリオ」より
収録された341首のなかから12首を選んでお目にかけます。
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