2015.12.12 特集

零式戦闘機に青春を賭けた7人の勇者
ラバウル航空隊――真の勇者 上原定夫

文: 「本の話」編集部

『零戦 7人のサムライ』 (森史朗 著)

世界に冠たる傑作機――零式戦闘機。中国戦線での華々しいデビューから大戦末期の特攻出撃まで、一戦闘機と7人の搭乗員がたどった戦史は、大戦の真の姿を語ります。

上原定夫 出撃前に西沢広義(右)と
『零戦 7人のサムライ』 (森史朗 著)

真珠湾帰りの南雲機動部隊が攻略したニューブリテン島ラバウル。零戦が一機もなかったこの基地に、台南航空隊のエースたちが到着しました。以降はポートモレスビーへ、ガダルカナルへと、長距離の出撃に次ぐ出撃。その名を知られたエースたちも次々と戦死する中、巧みな操縦技術でおびただしい戦闘体験を生き残りました。撃墜王・坂井三郎の華々しい活躍を、陰で支えた名コンビの二番機でした。戦後はヘリコプター操縦で生計を立て、農薬散布中に雷よけの電線に触れ亡くなりました。

森史朗(もりしろう)

森史朗

1941年、大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。専攻・国際関係論。日本文藝家協会会員。主な著書として、『敷島隊の五人(上下)』『零戦の誕生』『運命の夜明け──真珠湾攻撃 全真相』『暁の珊瑚海』(以上、文春文庫)、『ミッドウェー海戦(第一部、第二部)』(新潮選書)、『勇者の海』『空母瑞鶴の南太平洋海戦』(以上、潮書房光人社)、評論として『特攻とは何か』『松本清張への召集令状』(以上、文春新書)、『作家と戦争──城山三郎と吉村昭』(新潮選書)がある。

零戦 7人のサムライ
森史朗・著

定価:本体1,600円+税 発売日:2015年12月10日

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