2015.12.11 特集

零式戦闘機に青春を賭けた7人の勇者
真珠湾攻撃一番乗り 志賀淑雄

文: 「本の話」編集部

『零戦 7人のサムライ』 (森史朗 著)

世界に冠たる傑作機――零式戦闘機。中国戦線での華々しいデビューから大戦末期の特攻出撃まで、一戦闘機と7人の搭乗員がたどった戦史は、大戦の真の姿を語ります。

志賀淑雄
『零戦 7人のサムライ』 (森史朗 著)

零戦で一番乗りを目指した真珠湾攻撃当時は、空母「加賀」戦闘機隊先任分隊長。航空参謀・源田実の秘蔵っ子として、世界第一級と折り紙をつけられた第一航空艦隊搭乗員の中でも、花形分隊長の一人でした。しかし、長い戦歴のなかで忘れがたい出来事とは――自らの不用意な一言で死なせた、愛すべき部下。掩護に当りながら、一瞬の隙をつかれて全滅させてしまった味方爆撃隊。戦後は警察関連企業の社長に就任しましたが、追憶はいつまでも辛く、重いものだけが残るのでした。

森史朗(もりしろう)

森史朗

1941年、大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。専攻・国際関係論。日本文藝家協会会員。主な著書として、『敷島隊の五人(上下)』『零戦の誕生』『運命の夜明け──真珠湾攻撃 全真相』『暁の珊瑚海』(以上、文春文庫)、『ミッドウェー海戦(第一部、第二部)』(新潮選書)、『勇者の海』『空母瑞鶴の南太平洋海戦』(以上、潮書房光人社)、評論として『特攻とは何か』『松本清張への召集令状』(以上、文春新書)、『作家と戦争──城山三郎と吉村昭』(新潮選書)がある。

零戦 7人のサムライ
森史朗・著

定価:本体1,600円+税 発売日:2015年12月10日

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