2015.07.28 インタビューほか

これだ! 今、こういう本を読みたかったんだ!<前編>

「本の話」編集部

『武士道ジェネレーション』刊行記念書店員座談会

これだ! 今、こういう本を読みたかったんだ!<前編>

青春を剣道にかける女子、あの『武士道』シリーズの「強さは力」剛の香織と「お気楽不動心」柔の早苗が帰ってきました! 高校卒業から6年、それぞれ道を歩き出した2人を待ち受けるのは――。最新作の刊行を記念して、3名の書店員の方に、このシリーズの魅力について熱く語っていただきました。

彼女たちもちゃんと成長していた

内田 久しぶりだな、いつ以来かなっていう懐かしさがあります。

白井 結婚式のシーンからでしたよね。

勝間 ビックリしましたよね。

白井 ビックリ。

内田 えっ、誰と誰の、じゃないけど。 

勝間まさか香織が?って一瞬思うけど。


イラスト:長崎訓子

白井 そうそう。そんなわけないよね(笑)。

内田 それはないよね(笑)。

勝間 まずないな、と思って(笑)。

内田 でも、その辺の懐かしさは、久しぶりの中学時代の同窓会に行った感じじゃないけれども、そういう、「ああ、久しぶり」っていう嬉しさもありますよね。『武士道エイティーン』が出たのが二〇〇九年ということは、もう……六年。そのころ、どこの店でこのシリーズを売っていたっけというくらい。何年かたってる自分もいて、この六年を懐かしく思い出したりしました。

勝間 「彼女たちもちゃんと成長してるんだ」っていうのはありましたね。

内田 そうそう。彼女たちの成長を見て、自分はしているのかしてないのかって問いかけてみたり。あんまり変わってないな、とかね。

白井 学生じゃない彼女たちのどんな物語になるのかなって。

内田 『武士道シックスティーン』、出会いでしたよね。

勝間 『武士道シックスティーン』の刊行の時に初めて僕、帯にコメントを使われたんです。その時に書いたんですけど、実は中学生時代剣道を少しだけかじっていて、すごくそれも思い出しました。当時、香織と早苗みたいな関係の人が自分にいれば、部活を続けていたかどうか分からないですけど、もうちょっと楽しかったかなって。学生時代に彼女たちのような出会いがあればなっていうのはすごく思いましたね。

白井 私は、剣道は全くやったことがなくて、試合で見たことぐらいしかなかったんです。スポーツ自体は好きなんですけど、剣道をやったことないのにすごい面白くて入り込めてしまったことに驚きました。あっという間に読んだ覚えがあります。


三省堂書店営業企画室 内田剛さん

内田 皆さん剣道との関わりを話していらっしゃいますけど、高校の時、授業で柔道か剣道か選ばされて、柔道は生身だけど、何となく剣道は防具があるからごまかせるんじゃないか、みたいなそんな及び腰な感じで始めたんです。でも、週一回のその時間っていうのがやっぱり背筋がピッとするんですよね。あの防具をつけて蹲踞して、礼から始め礼に終わる。剣道の一時間は自分の中でも凛とした空気が流れていたような気がします。大人になってもそういう記憶とか思いがあって、それが『武士道』シリーズに重なるかなと。僕もいろんなジャンルを読ませてもらっていますけど、なんか読後がいいのはないかなって常に探しているところはあったかもしれません。その中で、青春ものの、特にスポーツものっていうのは、外さずに結構読後気持ち良くしてくれるんじゃないかなっていうような思い入れがありました。ちょうど自分と同世代の作家さんなので応援したいし、ジャンルとしても外さない、面白そうだっていう興味のもとに手にした記憶があります。

武士道ジェネレーション
誉田 哲也・著

定価:本体1,500円+税 発売日:2015年07月30日

詳しい内容はこちら

武士道エイティーン
誉田 哲也・著

定価:本体640円+税 発売日:2012年02月12日

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武士道セブンティーン
誉田 哲也・著

定価:本体630円+税 発売日:2011年02月10日

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武士道シックスティーン
誉田 哲也・著

定価:本体640円+税 発売日:2010年02月10日

詳しい内容はこちら  特設サイトはこちら



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