- 2010.08.20
- 書評
家族のピンチを乗り越える、がん看病の副読本
文:はにわ きみこ (ライター)
『親ががんだとわかったら 家族目線のがん治療体験記』 (はにわきみこ 著)
ジャンル :
#ノンフィクション
親の病気がわかったら、傍観者ではいられない。
本書が、家族のピンチを乗り越える手助けになることを願う。
ではここで、父のがんが発覚してから私と家族で行ったことをまとめたリストを紹介する。詳細は本書に収録しているので、我が家の看病記録と共に参考にしてほしい。
■がん発覚後の「することリスト」
□情報収集
がんの解説書入手(部位別・総合)。
インターネットで検索(がん研究センター、相談室、体験談、患者会)。
□病院選び
症例数の多い医師・病院、看病する人に便利な場所。
確定診断・治療方針の確認。セカンドオピニオンの検討。
□メンタルケア
現況確認、はげましの電話。
携帯電話は一人一台、携帯メール同報で家族間連絡。
看病する人の話し相手。
□お金の確認
家の経済状態。
市町村役場で国民健康保険、高額療養費、介護保険。
生命保険の契約内容。
□マンパワー確保
看病する人、車の運転ができる人。
スケジュールの調整。
□買い物代行
入院・養生グッズ(ゆかた、はらまき、靴下)。
患者の食べ物、重い日用品。
□療養生活準備
- リフォーム、不要品処分、大掃除。
冷暖房器具準備。温泉療法の検討。
プレゼント
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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