書評

選択日記をつけることがなぜ必要なのか

文: シーナ・アイエンガー (コロンビア大学ビジネススクール教授)

『選択日記 The Choice Diary』 (シーナ・アイエンガー 著)

 つまり、適切な「選択」をできるようになるためには、自分が行った「選択」をそのままにしておかずに、書き留め、その結果を折りにふれて評価する、その反復が必要だということになります。この「選択日記」は、まさにそのことのために創られました。

 私が考案した「選択日記」(Choice Diary)は、

  • ・自分の行った選択
  • ・そうするにいたった思考プロセス
  • ・判断に用いた情報

 を書き留め、
 その後、その判断について、

  • ・結果を自分で評価
  • ・なぜ、うまくいったか、いかなかったか

 を考える、というものです。

 この本自体は、ちょうど28の選択について記せるようになっています。この「選択日記」を折りにふれ見直すことで、あなたも、カスパロフやポール・バン・ライパーのように、情報を分類し、整理する能力が培(つちか)われます。そして「経験にもとづく直感」(「Informed Intuition」)がついてくるようになり、「選択」において同じ失敗をくりかえさないようになるのです。

 私が、「選択」をテーマに研究を始めて20年以上になります。目の見えなかった私が、アメリカの公立学校で見つけたひときわ大きく輝く「力」が、「選択」の持つ力でした。

 その「選択」の持つ力を、あなたのものにするために、この『選択日記』はあります。

選択日記 The Choice Diary
シーナ・アイエンガー・著

定価:1029円(税込) 発売日:2012年07月20日

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