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三浦しをん原作「まほろ駅前」シリーズ 多田・行天になりきるロケ地MAP 第2回

三浦しをん原作「まほろ駅前」シリーズ 多田・行天になりきるロケ地MAP 第2回

文:中津川 詔子

『まほろ駅前狂騒曲』 (三浦しをん 著)


ジャンル : #エンタメ・ミステリ

三浦しをんさんのベストセラー小説「まほろ駅前」シリーズの映画化第2作、「まほろ駅前狂騒曲」が本日、18日(土)に公開される。ロケ地や原作ゆかりのスポットを訪ねる「聖地巡礼」の旅へご案内。街歩きをしながら主人公・多田と行天の気配を感じ、作品をよりディープに味わってみませんか?

 ついに公開された映画2作目、『まほろ駅前狂騒曲』。もう観てきたという人は、記憶が鮮明なうちにロケ地を訪れてみよう。まだの人は、当サイトで写真をチェックしてから観にいくのもよし(ネタバレはないのでご安心を)。原作ファンは、映画との違いを見つけるのも楽しい。映画や、ロケ地めぐりの後で原作を読み直せば、三浦しをんさんの描いた街や人々の気配が、より濃厚に感じられるだろう。

 昨日の第1回に引き続き、今回も町田経済新聞と映画がコラボレーションした「まほろ駅前経済新聞(以下、「まほ経」)」編集長の宮本隆介さん、社員の皆さんに案内していただきます。

多田便利軒の入口の階段は本当に13段?

「狂騒曲」に出てくる多田便利軒の事務所は、「便利軒」の場所から徒歩1分の至近距離。

原町田4丁目付近

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★14 町田市原町田4-7-3 内藤ビル

「狂騒曲」の便利軒への入り口は、こちらの外階段。原作通りに、13段あるかどうか、数えてみよう。

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 事務所のガラス窓にあった、赤い「囲」の字に見覚えがあるだろうか? 撮影後、はがされる予定だったが、地元の要望により、そのまま残されている。

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 関係者以外は入れないが、「狂騒曲」の屋上シーンはこのビルの上で撮影された。

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 ビルの内階段を3階まであがると、事務所の前まで入ることができる。日本棋院町田支部の看板が目印。

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★15 町田市原町田4-2-9

 町田駅前通りのドン・キホーテ裏手、ターミナルロード沿いにある「タバコハウス トミー」。原作には出てこないが、(例によって)怪しい用事を引き受けた多田が、相手と接触するのがここ。

 多田の「ラッキー・ストライク」も、行天の「マルボロ・メンソール」も、もちろん置いている。

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 町田市は路上喫煙禁止。店頭の喫煙所は愛煙家のオアシスとなっている。

(モデルは左から、田原雄一郎さん、鷲頭祥伍さん。お2人とも「まほ経」“社員”)

【次ページ】事件の舞台、まほろ駅前をチェック!

文春文庫
まほろ駅前狂騒曲
三浦しをん

定価:913円(税込)発売日:2017年09月05日

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