- 2019.06.06
- インタビュー・対談
【対談】さらけのプロみうらじゅんが明かす『週刊文春』編集長とのエロエロな話
みうらじゅん ,新谷 学(『週刊文春』編集長)
『ラブノーマル白書』(みうらじゅん 著)
ジャンル :
#随筆・エッセイ
新谷 でも雑誌は、ごちゃまぜだから面白いんですよ。「雑」なんで。最近雑誌もテレビもつまらなくなっているのは「『週刊文春』ならこんな感じだよね」とか、みんなが決めてかかるからじゃないですか。書き手も編集サイドも含めて、そこに落とし込むと安心する。
みうら なるほどね。
新谷 「『週刊文春』でこんなことできるんだ」、「こんなことやっていいんだ」って考えないとね。今の時代は、「あれしちゃいけない」「これしちゃいけない」が多すぎて、それが面白くないですよ。とくにテレビ、新聞、雑誌は、コンプライアンスにがんじがらめになって、見たことあるようなものばかり作って、安心して、数字が取れないと言って嘆いているっていう状況じゃないですか。そうじゃなくて、できることの陣地をどんどん広げていかないと面白くならないですよね。
みうら じゃあ僕も、すっかりエロが枯れるまで、「人生エロエロ」を書き続けさせてもらいますよ。
2016年4月収録
こちらもおすすめ