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【対談】さらけのプロみうらじゅんが明かす『週刊文春』編集長とのエロエロな話

【対談】さらけのプロみうらじゅんが明かす『週刊文春』編集長とのエロエロな話

みうらじゅん ,新谷 学(『週刊文春』編集長)

『ラブノーマル白書』(みうらじゅん 著)


ジャンル : #随筆・エッセイ

『ラブノーマル白書』(みうらじゅん 著)

 みうら そりゃ「動物」とか「うんちく」ものばかりになるよね。

 新谷 ひな壇に芸人さん並べて、あーだこーだって、出来事を適当に喋って終わり、みたいな。何かを自分で起こすってことがないですよね。

 みうら 起こすのは、時間外労働じゃなきゃね(笑)。やっぱ『Number』の「巡礼の旅」シリーズは、梶原一騎イズムが入っているのが面白かったんだよね。

 新谷 梶原一騎の原作ものがいいんですよね。あのドロッとしてギラッとした感じはなかなか出せないですよ。『キャプテン』とか、やっぱり違いますもんね。

 みうら 『タッチ』も世代的に違うしね。そもそも俺が『タッチ』や『キャプテン』のパロディしても気持ち悪いだけだし(笑)。

 新谷 梶原一騎に漂う、影の部分がいいんですよね。梶原一騎と白冰冰(パイ・ピンピン)の娘が誘拐されて殺された事件が台湾であったじゃないですか。あのとき『週刊文春』編集部にいたので、台湾まで取材に行きましたよ。弟の真樹日佐夫さんにも会いました。

 みうら パイ・ピンピンって名前だけでグッとくるもんね(笑)。まあ、「巡礼の旅」をやってた頃は時代もよかったね。

 新谷 無駄なことに金や労力をかけてもよかった時代でしたから。今は効率を求められちゃっているから面白くないですよね。無駄な金を使う奴は悪い奴になっちゃってますから。

 みうら まだまだいっぱいあるのにね、面白いことは。

 新谷 「巡礼の旅」シリーズは、打ち合わせしている段階から面白かったですもんね。

 みうら ワックワクしたもんね。

 新谷 最近は不倫のスキャンダルが多いですけど、男が有名になると、お近づきになりたいという女の人が、向こうから来ることがあるじゃないですか。

 みうら でも最後には揉めに揉めて週刊誌に書かれたりするわけでしょ。それはやっぱ、「別れ方」が悪いんですかね。

文春文庫
ラブノーマル白書
みうらじゅん

定価:770円(税込)発売日:2019年05月09日

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