11月末に発売され、大きな話題となっている畠中恵さんの新刊『わが殿』。畠中さんが初めて実在の人物をモチーフに描いた作品で、有能な主君と経済に通じた家臣による痛快新感覚歴史小説です。
その舞台となった越前大野(現・福井県大野市)で、刊行記念対談会が行われました。その様子をレポートします。
急に冷え込み始めた12月1日。12時33分着のサンダーバードに乗って福井駅にやってきた畠中さん。
新聞連載時に大変お世話になった、福井新聞の泉さんがお迎えに来て下さり、さっそく大野市へ。45分ほど車に乗ると、遠くに天空の城と呼ばれる大野城が見えてきます。『わが殿』の物語の舞台ともなった越前大野城は、日本城郭協会によって「日本100名城」に選ばれた場所です。なお大野市は歴史を感じさせる街並みが残っていることもあって、ついた呼称が北陸の「小京都」。米と日本酒に加え、そば、しいたけ・まいたけなどのキノコ類、そして里芋などが名産品として知られています。
大野市に着いてまず向かったのは、『わが殿』の主人公である内山七郎右衛門、隆佐ゆかりの「武家屋敷旧内山家」。
ここで、NHK福井放送局のインタビューを受けて頂きました。
七郎右衛門の息遣いを感じながらのインタビューの様子は、12月10日の「ニュースザウルスふくい」で放送予定です。福井にお住まいの方は、ぜひチェックをお願いします。
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