このところ「教養ブーム」が起きています。書店の店頭には、その類の書籍が数多く並んでいます。この本を手に取ったあなたにも、「教養を身につけなければ」という焦燥感があるのかも知れませんね。
これからはAIの時代。AIに負けない人材になるためには改めての勉強が必要だ。そんな思いの若い人も多いでしょう。
一方で、長年勤めた会社をリタイアし、残された人生をよりよく生きるためにも勉強をし直したい。そんな人もいるでしょうね。新たにリタイアした人たちの学生時代は、いわゆる学園闘争華やかなりし頃。ろくに勉強もしないで社会に出てしまったという忸怩たる思いの人も多いはずだからです。何を隠そう、私もそのひとりです。そのため、社会に出てからも、いや社会に出てからの方が、必死に勉強してきたように思います。
社会に出てから、それなりに勉強してきたという自負を持っていたのですが、その自信を見事に打ち砕いてくれたのが佐藤優氏でした。現代の「知の巨人」と呼ぶのにふさわしい存在です。
彼は学生時代から真摯な勉学を積み重ねてきましたが、社会人になってから神学の研究も続けて来られました。
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