第10回「本屋が選ぶ時代小説大賞」選考会は、10月28日17:00より文藝春秋本館にて行われ、永井紗耶子『商う狼 ―江戸商人 杉本茂十郎―』(新潮社)の受賞が決定しました。
永井紗耶子『商う狼 ―江戸商人 杉本茂十郎―』(新潮社)
著者プロフィール
永井紗耶子(ながい・さやこ)
1977年神奈川県生まれ、慶應義塾大学文学部卒。新聞記者を経て、フリーランスライターとなり、新聞、雑誌などで幅広く活躍。2010年「絡繰り心中」で第11回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。他の著書に『大奥づとめ』『福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得』『帝都東京華族少女』『横濱王』『広岡浅子という生き方』がある。
本年度の選考委員は、阿久津武信(くまざわ書店錦糸町店)、市川淳一(丸善ラゾーナ川崎店)、内田俊明(八重洲ブックセンター営業部マネージャー)、田口幹人(リーディングスタイル)、昼間匠(リブロプラス本部)の5氏が務めました。選考の詳細は「オール讀物」12月号(11月21日発売)に掲載されます。
【過去の受賞作】
第1回 伊東 潤『黒南風の海――加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)
第2回 澤田瞳子『満つる月の如し――仏師・定朝』(徳間書店)
第3回 朝井まかて『恋歌』(講談社)
浅田次郎『一路』(中央公論新社)
第4回 岩井三四二『異国合戦――蒙古襲来異聞』(講談社)
第5回 中路啓太『もののふ莫迦』(中央公論新社)
第6回 垣根涼介『室町無頼』(新潮社)
第7回 佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』(文藝春秋)
第8回 奥山景布子『葵の残葉』(文藝春秋)
第9回 川越宗一『熱源』(文藝春秋)
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