──本屋が選ぶ時代小説大賞は今年で第九回目を迎えました。書店員の皆さんが本気で「いちばん売りたい」一冊を選んでいただく選考会は、毎年、非常に白熱しますので今回も楽しみです。
候補作につきましては、文芸評論家で歴史時代小説に詳しい、縄田一男さん、末國善己さん、大矢博子さんの三人が今年度(二〇一八年十月から一九年九月まで)のベスト10を選定。複数の推薦のあった次の四作品を候補としました。
『八本目の槍』(新潮社) 今村翔吾
『熱源』(文藝春秋) 川越宗一
『歳三の剣』(講談社) 小松エメル
『奇説無惨絵条々』(文藝春秋) 谷津矢車
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