第10回「本屋が選ぶ時代小説大賞」は、令和元年10月1日~令和2年9月30日に発表された単行本の中から、文芸評論家の縄田一男、末國善己、大矢博子の3氏の推薦をもとに、下記5作品を候補作として決定しました。選考会は10月28日、文藝春秋にて行われます。
『じんかん』(講談社) 今村翔吾
『まむし三代記』(朝日新聞出版) 木下昌輝
『商う狼 —江戸商人 杉本茂十郎—』(新潮社) 永井紗耶子
『絵ことば又兵衛』(文藝春秋) 谷津矢車
『太平洋食堂』(小学館) 柳広司
・本年度の選考委員は、阿久津武信(くまざわ書店錦糸町店)、市川淳一(丸善ラゾーナ川崎店)、田口幹人(リーディングスタイル)、平井真実(八重洲ブックセンター京急百貨店上大岡店)、昼間匠(リブロプラス本部)の5氏です。
選考の詳細は「オール讀物」12月号(11月21日発売)に掲載されます。
【過去の受賞作】
第1回 伊東潤『黒南風の海——加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)
第2回 澤田瞳子『満つる月の如し——仏師・定朝』(徳間書店)
第3回 朝井まかて『恋歌』(講談社)
浅田次郎『一路』(中央公論新社)
第4回 岩井三四二『異国合戦——蒙古襲来異聞』(講談社)
第5回 中路啓太『もののふ莫迦』(中央公論新社)
第6回 垣根涼介『室町無頼』(新潮社)
第7回 佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』(文藝春秋)
第8回 奥山景布子『葵の残葉』(文藝春秋)
第9回 川越宗一『熱源』(文藝春秋)
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