文春文庫『神と王 亡国の書』2021年12月7日刊行決定
累計200万部突破『神様の御用人』(KADOKAWA)の著者・浅葉なつの新作は、『古事記』からインスピレーションを得て生まれた「神」と「世界の謎」をめぐる壮大な物語。
構想に4年をかけ、緻密に作りこんだ設定、個性的なキャラクターたちが、誰も知らない魅惑の世界へと誘ってくれます。
彼らの冒険を追ううち、いつしか読者は「命を司る者の正体」に迫ることに――?
『神と王』あらすじ
この世界に乱立する国々の中、古い歴史を持つ国・弓可留(ゆっかる)。父の後を継ぎ、歴史学者として日々研究に励んでいた慈空(じくう)はあの日、すべてを失った。
他国の「神と歴史」を奪って肥大する隣国・沈寧(じんねい)が、弓可留の宮殿に攻め入って王族を殺し、信仰のよりどころである国の宝珠『羅の文書』を奪い去ったのだった。
命からがら逃げ出した慈空の前に、謎の二人組が現れ、ある「石」の在り処を問う。その石こそは、慈空が親友だった王太子から託されたもの――弓可留のもう一つの宝珠「弓の心臓」だった。
「神はなぜ、国を見殺しにした?」
片刃の剣を持つ風天(ふうてん)、不思議な生物を手首に飼いならす日樹(ひつき)、そして行商集団・不知魚人(いさなびと)出身の瑞雲(ずいうん)らと交わり、信じていた世界が根底から覆ってしまいそうな日々の中で慈空は、『羅の文書』の奪還を決意する。
踏みにじられた故郷のため、亡き親友のため、そして――
●カバー画を担当するのは『キングダムハーツ』シリーズ『FF XIII』『グラブル』『Fate/GO』『NieR リィンカネ』等に携わったイラストレーターの岩佐ユウスケ氏。生き生きと躍動し、それぞれの信念を感じさせるキャラクター造形で『神と王』シリーズを盛り上げます。
大国の王太子や王太女、謎の青年たちが「世界のはじまり」を秘めた二つの宝の争奪戦を繰り広げながら、「神は存在するのか」という根源的な問いに挑む――読む者の胸にたくさんの矢が刺さる異世界ファンタジーです。
ぜひご期待ください!
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