- 2021.11.08
- 特集
直木賞作家真藤順丈さんの3年ぶりとなる最新長篇『ものがたりの賊』 日本文学至高のアベンジャーズに全国の書店員さんも大興奮!
『ものがたりの賊』(真藤 順丈)
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
直木賞受賞作『宝島』で2018年、19年のエンタメ小説シーンを席巻した、真藤順丈さんの3年ぶりとなる最新長篇『ものがたりの賊』が早くも話題です。
日本文学の名作から、あの有名キャラクターたちが一堂に会するという大胆不敵、奇想天外な、まったく新しい文学エンタテインメント――。
超弩級の本作に、全国の書店員さんも大興奮です!
精文館書店豊明店 近藤綾子さん
The文学作品のオールスターズの競演は、豪華であり、キャラが濃くて、笑えるし、痛快です。そのメンバー達が、集結して、謎の不死鳥計画や、疫病蔓延を阻止するため、悪に挑む姿は、あれ? アベンジャーズ? と思うくらい、スケールが大きく、とても楽しく、面白かったです。
笑える箇所も何度もあり、Theエンタテインメントの極みですね!
文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子さん
あまりにも奇抜で、奇想天外なキャラクターたちの豪華競演に度肝を抜かれました!! これは面白い!!!!
それぞれのキャラクターが持つ魅力が、存分に活かされ輝く様は正に、文学の宝石箱のよう。
このキャラクターたちを料理しきれる真藤先生、さすがです!
「不死鳥計画」「血の恩寵」それって何? と思った方は是非読んで欲しい!
未来屋書店大日店 石坂華月さん
まさかのあの坊っちゃんが主人公。物語の舵を取るのがあの竹取物語の翁とか(笑)
文学作品を全く知らんわい! って人は読後に原典となった本を手に取れば、何度でも違った味わいを感じられる作品になること請け合い!
あの関東大震災、史実の上をフィクション達が走り抜ける大スペクタクル。面白さと驚きでいっぱいでした。
あおい書店富士店 望月美保子さん
歴史上のありとあらゆる人物と、文学界から抜け出して来た主人公たちの壮大なスペクトラムは、RPゲームのごとく困難を乗り越え、時代を駆け抜けていく。
坊っちゃんも竹取の翁も日本の為に、お国の為に、仲間と奔走し、スピード感溢れる後半は、勝利を願わずにはいられない。真藤節にハラハラドキドキした。
ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん
奇想天外、湯水のようにあふれ出る、噴火する物語の世界。
歴史が物語を作る。物語が歴史を作る。
登場する文学のキャラクターがみんな不思議すぎて、ぶっ飛んでて、よんどころない背景を持っていて、それをこんなふうに歴史に昇華させるとは、天才、鬼才。
亡霊まで出現して、収拾つくのかと思ったが、そこは物語世界の申し子、真藤順丈さん、あっぱれです。
わからないこと、気になったことを調べるのも文学の醍醐味。大杉栄、坊っちゃん、伊豆の踊子、山月記が一緒に相まみえるなんて信じられない世界です。当たり前のことかもしれませんが、真藤順丈さんの文学への造詣の深さに感服しまくりです。
こんな小説初めてです。あーすごかった(『宝島』のキャラクターも登場してほしいと思いました)。
真藤順丈さんの小説はどこにもない唯一無二の良さがあります。堪能しました。
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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