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コロナ禍とウクライナ危機を通じて日本人が突きつけられた現実とは、自国を自分で守れない国は生き残れないということだ。『国民安全保障国家論』

コロナ禍とウクライナ危機を通じて日本人が突きつけられた現実とは、自国を自分で守れない国は生き残れないということだ。『国民安全保障国家論』

キーウに見る「専守防衛」の真実

『国民安全保障国家論』(船橋洋一)
発売日:2022/06/14

 ロシアの侵略と戦うウクライナの姿は、日本人に「安全保障」の現実を教えてくれた。

 コロナ危機で米中対立が激化し、ウクライナ危機で“米国ブロック”と“中国・ロシアブロック”の対立へと拡大しつつある。さらに、気候変動に伴うエネルギー危機も重なる。今ほど安全保障の枠組みが根底から揺さぶられている時代はない。

 今こそ日本の「国の形」と「戦後の形」のありようを検証し、安全保障と危機管理の観点から、新たな安全保障の構想を描かなければならない。

 その中でひとつ、確かなことがある。コロナ危機とウクライナ危機を通じて、私たちが突きつけられた厳しい現実である。

 自分たちを守ることができない社会は生き残れない。
 自分の国を自分たちで守れない国は生き残れない。
 天は自ら助くる者を助く。

 明治開国の時、日本の国民は独立自尊の精神を学んだはずだ。その精神を改めて噛みしめねばならない。

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プレゼント
  • 『男女最終戦争』石田衣良・著

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