新しい知性はどこにある?
日本の問題は、「経済」と「環境」にある。そんなのは、コロナにならなくったって、虫を見ていればわかること。虫が生きにくい世のなかは、人間も生き物も生きにくい――。
コロナ禍で一転、イタリアとの行き来が途絶え、日本生活を余儀なくされた根っからの昆虫好きのヤマザキマリが先輩として慕う養老孟司。コロナ以前から箱根の養老昆虫館に足を運んだ4年間、話は虫を通じて見えてくる世界の複雑さ、気候変動とともに変わりゆく生態系、来るべきAIの世界、すっかり脳化が進み「戦時中と似ている」という日本を覆う空気まで。そして養老さんに訪れたまるの死と病。はたして想像力と突破口はどこにある?
世の中との「ズレ」を感じ続けるふたりが、その違和を一つひとつ解きながら、いつしか微視的スコープで文明の深奥までを眺め見る対談。
発売ラインナップ (2022/5/22~2022/5/28)
発売日のリンクをクリックするとGoogleカレンダーの登録画面が表示されます
-
- タイトル
- 夜に星を放つ
- 著者名
- 窪美澄
- 発売日
- 2022/05/24
- 作品紹介
- 人の心の揺らぎが輝きを放つ
かけがえのない人間関係を失って傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを真摯に問いかける短編集。
-
- タイトル
- 全力でアナウンサーしています。
- 著者名
- 吉川圭三
- 発売日
- 2022/05/24
- 作品紹介
- 多くの課題を抱えるテレビ局の内実を描いた衝撃作!
スターアナウンサーに「不倫疑惑」が浮上。同僚たちにも、次々とスキャンダルが降りかかる。彼女たちに迫るテレビ局の「闇」とは?
-
- タイトル
- 雨滴は続く
- 著者名
- 西村賢太
- 発売日
- 2022/05/25
- 作品紹介
- さらば、北町貫多!
時は2004年、貫多は小説「けがれなき酒のへど」でついに文壇にデビューする。奮戦する新進作家の日々を描く遺作長篇1000枚。
-
- タイトル
- 山口組分裂の真相
- 著者名
- 尾島正洋
- 発売日
- 2022/05/25
- 作品紹介
- これ一冊で分裂騒動のすべてがわかる
山口組がなぜ分裂し現在どのように対立しているのか。抗争を繰り広げる暴力団と取り締まる警察の双方を取材する筆者によるレポート。
-
- タイトル
- フェルメールとオランダ黄金時代
- 著者名
- 中野京子
- 発売日
- 2022/05/26
- 作品紹介
- 絵と時代を読み解けば、謎多き画家の輪郭が浮かび上がる!
絶対王政の時代、王のいないオランダでは市民生活が凄まじく輝いていた。フェルメール、レンブラント他40点の名画で紐解く。
-
- タイトル
- インディオの聖像
- 著者名
- 立花隆 佐々木芳郎
- 発売日
- 2022/05/27
- 作品紹介
- 立花隆が見た「神の国」。幻の原稿を緊急刊行!
30年以上前に書かれた立花隆氏のキリスト教観の一端を表す幻の原稿を収録。南米の「神の国」で立花氏は何を見て、何を感じたのか。
-
- タイトル
- 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと
- 著者名
- 養老孟司 ヤマザキマリ
- 発売日
- 2022/05/27
- 作品紹介
- 「役に立つ」が間違いだ。本気で「役に立たない」を擁護する――
お金を振り回すと世界はボコボコになる。この国が何事も本気じゃないのは数字ひとつ測れないからだ。虫を愛するふたりの文明対談。
こちらもおすすめ
-
昆虫から人間の有り様を考える
2022.06.02ためし読み -
キホンのキから歴史の醍醐味まで、本郷日本史の決定版。『日本史を疑え』ほか
-
世界各国のコロナ対策を見れば、国民性がハッキリ見える
2020.08.25インタビュー・対談 -
緊急出版! 迫りくるロシア、中国の脅威。池上彰がわかりやすく解き明かす!『独裁者プーチンはなぜ暴挙に走ったか』ほか
-
芥川賞作家・砂川文次氏、戦争小説3篇収録の『小隊』を刊行。「ロシアによる北海道侵攻」という描写のリアル!
-
「もっと早く教えてもらわないと困ります」不妊治療外来で、患者さんが産婦人科医に聞きたかった「本当に大事な妊娠の話」
2022.04.28ためし読み
プレゼント
-
『リーダーの言葉力』文藝春秋・編
ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。
応募期間 2024/12/17~2024/12/24 賞品 『リーダーの言葉力』文藝春秋・編 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。