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第12回「本屋が選ぶ時代小説大賞」受賞作決定のお知らせ

第12回「本屋が選ぶ時代小説大賞」受賞作決定のお知らせ

文:「オール讀物」編集部


ジャンル : #歴史・時代小説

第12回「本屋が選ぶ時代小説大賞」選考会は、10月28日16:00より文藝春秋本館にて行われ、『孤剣の涯て』(文藝春秋)木下昌輝の受賞が決定しました。

『孤剣(こけん)の涯(は)て』(文藝春秋)木下昌輝

著者プロフィール

木下昌輝(きのした・まさき)

1974年奈良県生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒。2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞。14年『宇喜多の捨て嫁』を刊行。同作は15年に第152回直木賞候補作となり、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞を受賞した。19年『天下一の軽口男』で第7回大阪ほんま本大賞、『絵金、闇を塗る』で第7回野村胡堂文学賞受賞。20年『まむし三代記』で第9回日本歴史時代作家協会賞作品賞受賞。他の著書に『人魚ノ肉』『敵の名は、宮本武蔵』『戦国十二刻 終わりのとき』『戦国十二刻 始まりのとき』『兵(つわもの)』『宇喜多の楽土』『炯眼に候』『信長 空白の百三十日』『信長、天を堕とす』『戀童夢幻』『応仁悪童伝』などがある。


本年度の選考委員は、阿久津武信(くまざわ書店錦糸町店)、礒部ゆきえ(TSUTAYA BOOKSTORE 下北沢)、市川淳一(丸善ラゾーナ川崎店)、平井真実(八重洲ブックセンター京急百貨店上大岡店)、吉野裕司(紀伊國屋書店新宿本店)の5氏が務めました。

選考の詳細は「オール讀物」12月号(11月22日発売)に掲載されます。


【過去の受賞作】
第1回 伊東潤『黒南風の海――加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)
第2回 澤田瞳子『満つる月の如し――仏師・定朝』(徳間書店)
第3回 朝井まかて『恋歌』(講談社)
     浅田次郎『一路』(中央公論新社)
第4回 岩井三四二『異国合戦――蒙古襲来異聞』(講談社)
第5回 中路啓太『もののふ莫迦』(中央公論新社)
第6回 垣根涼介『室町無頼』(新潮社)
第7回 佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』(文藝春秋)
第8回 奥山景布子『葵の残葉』(文藝春秋)
第9回 川越宗一『熱源』(文藝春秋)
第10回 永井紗耶子『商う狼 ―江戸商人 杉本茂十郎―』(新潮社)
第11回 砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』(講談社)

単行本
孤剣の涯て
木下昌輝

定価:1,980円(税込)発売日:2022年05月10日

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