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- 2023.01.20
- 特集
2月号の特集は〈本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞〉&〈大人気読切ミステリー〉。豊川悦司&片岡愛之助も登場!
文:「オール讀物」編集部
「オール讀物」2月号
ジャンル :
#小説
,#エンタメ・ミステリ
,#歴史・時代小説
本日発売になった「オール讀物」2月号は、<本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞>と<大人気読切ミステリー>。珠玉の短編がずらりと並び、まもなく公開の映画『仕掛人・藤枝梅安』でバディを組んだ、豊川悦司さんと片岡愛之助さんも登場します。
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昨年からはじまった<本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞>。第2回目の今年は、大前粟生さんの『きみだからさびしい』(文藝春秋)、奥田亜希子さんの『求めよ、さらば』(KADOKAWA)、小池真理子さんの『アナベル・リイ』(KADOKAWA)、凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』(講談社)、錦見映理子さんの『恋愛の発酵と腐敗について』(小学館)5候補作について、書店員さんによる白熱の議論を経て、奥田亜希子さんの『求めよ、さらば』が受賞作に決定しました。
不妊治療中の夫婦や、SNSをきっかけとする破綻など、現代的なテーマを盛り込みつつ、恋愛という普遍的テーマが丁寧に描かれた本作は、2022年の恋愛小説ベスト10を挙げた北上次郎さん、吉田伸子さん、瀧井朝世さんの3氏も高く評価しています。本読みのプロたちによるベスト10も併せてご注目ください。
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そして今号は特に恋愛短編小説が大充実です。第167回直木賞を受賞した窪美澄さんの「海鳴り遠くに」、第1回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞を受賞した、島本理生さんの「最悪よりは平凡」、「オール讀物」に小説では初登場となる、綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」、一穂ミチさんの「カーマンライン」など、いずれも年齢も環境も異なる女性が主人公ですが、それぞれの世界観と恋愛模様に読者の皆さんはどっぷりはまれることでしょう!
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冬の読切ミステリーでは、米澤穂信さんの葛警部補シリーズの最新作「命の恩」が掲載。景勝地で遺体の一部が発見され、間もなく逮捕された犯人に対して、葛警部補が感じた違和感とは果たして……。芦沢央さんの「最善」では元刑事・平良正太郎が、赤川次郎さんの「壁を越えて」ではお馴染みの宇野警部と夕子のコンビが難問に挑みます。
小説以外では池波正太郎さんの『鬼平犯科帳』と並ぶ、人気作品『仕掛人・藤枝梅安』の映画化を記念し、バディを組む豊川悦司さんと片岡愛之助さんが対談を行いました。「オール讀物」と非常に縁が深い池波作品に対して、食べ物の話からはじまり、ダークヒーローとしての心もち、現代の時代劇に対する試みなど、作品の魅力をたっぷり語っていただいています。
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ほかにも阿部智里さんが、安部龍太郎さんからバトンを引き継ぎ、紀行「『灯台』を読む」を執筆、高野秀行さんの「イラク水滸伝」も、よりディープなところへ潜入していきます。まだまだ寒い日は続きますが、「オール讀物」2月号をご購読いただき、ぜひ心に暖かい灯をともしてください。
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