作品
近代日本の「青春」を描いた司馬文学の金字塔。その雄篇にひそむ謎を、斬新な視点と平易な語り口で解き明かすファン必読の1冊
昭和三十年代、人々は映画の中に「明日」を夢見ていた。日活とそこに集ったスター達を通じ経済成長前夜の時代精神を描いた長篇評伝
司馬遼太郎の代表作、近代日本の青春を描き出した雄篇にひそむ謎を、斬新な視点、平易な語り口で解き明かす。ファン必読の一冊
「新しき村」に集う白樺派青年たち。“能天気な理想主義者”として揶揄されてきたその行状が、日本近代の画期を鮮やかに映し出す
明治の文人から昭和の作家まで既にこの世にない人の書きものを通じ現在を照射する、深い知識と観察眼が冴える珠玉の随筆二十二篇
明治後期、社会は既にほぼ現代と同じ構造を整えていた。では、明治にあって現在にないものとは?日本人が失った「志」を探る論考
武者小路実篤が“理想郷”「新しき村」を建設したこの時期、「大衆」が社会の主役になりつつあった。変遷する時代精神を描く長篇評論
明治以来の日本の対外進出、侵略は、アジアにそして日本人の世界観にいかなる影響を与えてきたか。それを検証しつつ共生の道を探る
先人たちが持っていた質実さと節度、物ごとを冷静に認識する力、謙虚さ、自助の心、無私の精神はどのようにかたちづくられたのか
司馬遼太郎が晩年十年の全精力を傾注した『この国のかたち』。原稿に添えられた未発表の書簡を含む豊富な資料でその全貌を検証する
「あんな時代は日本ではない」と司馬さんは戦争の時代を評した。日本はなぜ狂ったのか。いままた同じ過ちを繰り返そうとしている
歴史の大きなうねりに直面したとき、日本人はいかに己を律し、行動してきたか。先人たちの軌跡をたどり、現代日本の病理に鋭く迫る
映画が最も輝いていた六〇年代前半、日本人はスクリーンとスター達に「夢」を見ていた。映画をテクストに戦後の一時代を検証する
日本人はどのようにかたちづくられたのか。林屋辰三郎、湯川秀樹、大岡信、丸谷才一各氏等と語り合い、あざやかにこの国を俯瞰する
二〇世紀が生んだ異常権力国家の終焉は必ずやってくる。そのときどんな津波がわが国を襲うのか。その予知と備えのための必読の書
20世紀の巨人・司馬遼太郎は晩年全精力を傾注した論考で何を我々に伝えたかったのか。手紙等膨大な資料を元に読み解く画期的評論
遠い明治からついこの間まで、過去を振り返れば不思議と今現在のことがよくわかる。深い知識と鋭い観察眼が冴えるエッセイ二十二篇
家はあっても家族はなく、家族はあっても家庭はない――時代と世代に対する鋭い観察と深い諦念。短文の名手が紡ぐ珠玉の三十二篇
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