作品
『吾輩は猫である』から『しらふで生きる』まで、文学の隣にはいつも酒がある。のんべえ心に刺さるツボな選書で味わう読書エッセイ。
2014年、悪性リンパ腫が発覚した高倉健。それでも何より仕事のことを考える男に、養女・貴月は懸命に尽くした。その格闘の一年。
世間騒然! 我らがマリコが母校日本大学の理事長に電撃就任。常に我々の想像を超えた行動をするマリコから、今年も目が離せない。
業界の表裏を知り尽くした92歳の演出家が、現今のエンタメの在りように対し、かくあれかしの思いで綴る異論と提言。
羽生善治の震える中指、高橋大輔の首の美しさ、ゴリラの背中、赤ん坊の握りこぶし――身体が眩く光る瞬間を切り取る、静謐な眼差し。
ふと心に浮かぶ思い出を静謐で柔和な筆致で綴る随筆集。
失語症になった著者が、テープに残されていた手術前後の家族との会話や関係者の証言を織り込んで自ら綴った渾身のノンフィクション。
「文藝春秋」創刊以来の名物として続く巻頭随筆から、選り抜き百篇を集めた一冊。芥川龍之介をはじめ、日本最高峰の文筆家がずらり。
村上さんはクラシック音楽をこんなに愛しているのかと驚きをもって迎えられた書物の第2弾。よりマニアックになって帰ってきた。
古代ギリシャから西洋哲学の歴史を紡ぎ直し、認知科学、さらに夏目漱石へと至る。若き独立研究者が切り開く、心と人類の新たな地平。
NHKで自伝風エッセイのドラマが放送中の松尾諭さんの第二作目は「恋」。告白しては振られを繰り返すも、隣にいるのはいつもーー。
バイデンの不調につけ込んで、トランプ陣営が大躍進? 次の大統領選を左右する中間選挙の直前、アメリカの1年の話題を総ざらえ!
著者50歳、ご主人60歳でご結婚(ともに初婚)。以来、35年間苦楽をともに。課題山積みの晩年をいかに過ごすか。ヒントが満載。
遣唐使も万葉の詩歌も、時代の精華。君臣和楽。ひとびとの心性、エトスの結晶では。遣唐使研究に新しい視座の誕生です。
地域医療への貢献を使命とする自治医大の創設第2期生の著者が、ほろ苦い失敗や心温まる出会いなど「医師の本音」を書き綴る。
なぜか500枚の完全書き下ろしを敢行しました。一生懸命生きているから遭遇してしまった、20のエピソードをお楽しみください。
戦中・戦後の混乱期に育ち高度経済成長期に実社会に飛び込んだ、ごくごく平凡なサラリーマンの、どこか共感を誘う人生の軌跡を描く。
精神科医療の現状に真っ向から切り込むエッセイ集。その鋭い切っ先は、この国の社会のありようから世界の政治情勢にまで及ぶ。
重い腰を上げ、愛猫のためにスマホを購入した著者。待っていたのは、“便利だけど不便”な世界だった。共感満載の奮闘エッセイ。
結婚というタフなビジネスから、「不真面目な」ヒロイン映画の系譜、男たちのデス・ロードまで。閉塞する社会に風穴をあける批評集。
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