作品
2024年、鹿児島。寮で高校生活を送る僕たちは、インターネットの向こう側の世界に「ゲリラ戦」を挑むことにした。
重度障害者の井沢釈華は、十畳の自室からあらゆる言葉を送り出す。圧倒的迫力&ユーモアで選考会に衝撃を与えた文學界新人賞受賞作。
嵯峨野修理とギィは、古地図を片手に、ルネッサンスの科学者たちが残した謎を解き明かす旅へ――。
日本に憧れ、ボートで利尻島に上陸した一人のアメリカ人の体験を通して、開国に向けての意外な史実が描かれた、傑作歴史長篇小説
日々老いを感じつつ山裾の町で暮らす雪代。ある日やってきた植木屋の青年に興味を惹かれるが、彼の恋人は初老の現役風俗嬢だという。
名作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を自ら小説化。これはノベライズに非ず。グルーヴィな語りで魅惑する傑作。
十字架を背負った女が、死にゆく男と交わした奇妙な約束――。衝撃のラスト4ページの先に、あなたは何を見るだろうか?
妻の手術の成功で男は文学への情熱を再燃させた(「辻音楽師」)。街の雑踏の中で男が見つけたものは?(「泰平の逸民」)。二篇収録
〈警察小説最前線〉&〈第30回松本清張賞発表〉万城目学の野球小説一挙200枚も!
世紀末ウィーンのハプスブルク王家の嫡流に生まれ、王家崩壊と二度の大戦を経て、社民党闘士と再婚した美しき大公女の波瀾の人生
半世紀過ごした米国からの帰国直前、妻則子が急逝し、朝堅は癌に冒され……。人々との邂逅を追憶しながら、生と死を観想する中編小説
民への使命感も権力への執着もなく天下を統一した足利尊氏。明確な意思を欠いたまま権力を極めた男の謎を解く、歴史群像劇。
名簿と本から蘇る鮮明な記憶。スマホもコンビニもなく家より学校が居場所だったあの頃。恥ずかしさも理不尽さもすべてが青春だった。
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