東野圭吾さんのガリレオシリーズ最新長編『永遠の記憶』が、8月5日に発売されました。これまで刊行されたガリレオシリーズ既刊10作品の中から、初めて読んだ日のこと、好きな登場人物、忘れられないトリックなど、あなたとガリレオとの特別な記憶について、たくさんのご応募をいただいています。
寄せられたキャンペーン第1弾「あなたとガリレオの記憶」リレーの回答から、第9回として紹介するのは、「文庫派だった私が、初めて単行本で買った作品」と語る30代男性のKさんです。
ドラマと原作、二つの『虚像の道化師』
Kさんにとって忘れられない一冊は、『虚像の道化師』です。
普段は文庫になるのを待って本を買っていたKさんが、この作品で初めて単行本で手に取りました。ちょうどテレビドラマ「ガリレオ」の第2シーズンも放送されており、映像と原作をあわせて楽しんだといいます。
「ドラマとは少し異なる要素も垣間見えて、ドラマとあわせて楽しませていただきました」
映像で見た事件を、今度は小説でたどる。筋を知っていても、原作ならではの描写や、ドラマとの違いに気づくたび、物語をもう一度新鮮に味わうことができたそうです。
※2012年に刊行された単行本『虚像の道化師』と『禁断の魔術』は、文庫化にあたって収録作を再編。両書に収められた8編のうち、「猛射つ」を除く7編が、現在の文春文庫『虚像の道化師』に収録されています。「猛射つ」は大幅に加筆され、長編『禁断の魔術』として文庫化されました。Kさんが単行本『虚像の道化師』で読んだ4編も、すべて現在の文庫版で読むことができます。
単行本、文庫、映画で三度味わった『沈黙のパレード』
Kさんが、次に誰かへすすめたい一冊として選んだのは、『沈黙のパレード』です。
Kさんは、まず単行本で本作を読み、その後、文庫版も購入。さらに映画も鑑賞しました。
「3度とも新鮮な気持ちでありながら、パレードに参加した人たちの気持ちを、より汲み取りながら読みました。最後に真犯人が分かりますが、その真相には考えさせられました」
初めて読んだときには、事件の行方を追う。二度目には、登場人物たちの言葉や行動に目が向く。そして映像で見ることで、それぞれが胸に抱えていた思いが、さらに鮮明になる。
同じ物語でも、触れるたびに違った表情が見えてくる。それもまた、ガリレオシリーズを長く読み続ける楽しみなのかもしれません。
Kさんが、単行本、文庫、映像と、形を変えて作品を味わってきたように、東野圭吾さんが生み出した物語は、これからもさまざまな形で読者のもとへ届いていくでしょう。
著作は最新刊『永遠の記憶』を入れて106冊。これからも東野さんの小説をお楽しみください。
◇◇◇
「あなたとガリレオの記憶」リレーの応募締切は、2026年8月31日23時59分。ご応募いただいた方の中から抽選で、図書カードNEXT5000円分(5名様)や、「帝都大学」オリジナルボールペン&湯川学の名刺ステッカーセット(50名様)といった豪華賞品が当たります。
ふるってご応募ください。









