東野圭吾さんのガリレオシリーズ最新長編『永遠の記憶』の刊行(8月5日)に合わせて実施されている、キャンペーン第1弾「あなたとガリレオの記憶」リレーに、たくさんのご応募を有難うございます。シリーズ既刊10作品の中から、初めて読んだ日のこと、好きな登場人物、忘れられないトリックなど、あなたとガリレオとの特別な記憶を募集しています。
寄せられた記憶の中から、第6回として紹介するのは、「湯川学は単なる小説の主人公ではなく、激動の時代を共に生き抜いてきた人生の戦友です」と語る60代男性Tさん。『聖女の救済』についてです。
美しくも恐ろしい「虚数解」によって実行された「完全犯罪」
「湯川学のブレない生き方には、常に激しい嫉妬と憧れを抱いてきました。特に『聖女の救済』を読んだ時の衝撃は凄まじいものでした。『虚数解』という美しくも恐ろしい完全犯罪のトリックに、男のロマンを激しく揺さぶられたのです」とTさん。
『聖女の救済』は、国内累計310万部を売り上げた『容疑者Xの献身』の後、初となる長編でした。この2作品のトリックの美しさは、ガリレオシリーズにおいて、双璧をなすといえます。
会社社長が自宅で毒殺された。女性刑事・内海薫は、離婚を切り出されていた「妻」を直感で疑うが、この女性には鉄壁のアリバイがあった。捜査が難航するなか、湯川が推理した殺害方法は「虚数解」――。
理論的には考えられるが、現実的にはありえないトリック。
「もし虚数解でなければ」という言葉のあとに、湯川は続けます。
「おそらく君たちは負ける。僕も勝てないだろう。これは完全犯罪だ」
Tさんは、ガリレオシリーズと歩んだ人生を、こう振り返ってくださっています。
「企業戦士として何度も理不尽な壁にぶつかり、心が折れそうになった時、私はいつも湯川の『現象には必ず理由がある』という言葉を復唱しました。感情を排し、徹底的にロジカルに事実と向き合う彼の姿勢を真似ることで、幾度もの難局を突破できたのです。湯川学は単なる小説の主人公ではなく、激動の時代を共に生き抜いてきた人生の戦友です」
『聖女の救済』において、名刑事・草薙をも惑わせた「非論理的な容疑者」。ガリレオに向けて放たれた「究極のトリック」を堪能してください。
人間の業の深さを味わえる『容疑者Xの献身』
Tさんが、次に誰かへすすめたい一冊として選んだのは『容疑者Xの献身』です。
「『聖女の救済』で湯川の冷徹なロジカル思考にしびれたら、次に挑んでほしい戦場は『容疑者Xの献身』です。今作で湯川が対峙するのは、彼が唯一『本物の天才』と認めた親友の数学者。感情を排除して生きるはずの湯川が、親友の仕掛けた完璧な論理(トリック)と、その裏にある狂気的なまでの愛の重さに激しく葛藤し、苦悩します。『天才対天才』の命懸けの頭脳戦と、論理だけでは割り切れない人間の業の深さを目撃してほしいです」
ガリレオシリーズにおいて、「トリックの切れ味」という点で、一、二を争う両作品。そして、ともに「究極の愛」を描いた作品でもあります。あなたの心に残るガリレオは、どの一冊ですか。
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「あなたとガリレオの記憶」リレーの応募締切は、2026年8月31日23時59分。ご応募いただいた方の中から抽選で、図書カードNEXT5000円分(5名様)や、「帝都大学」オリジナルボールペン&湯川学の名刺ステッカーセット(50名様)といった豪華賞品が当たります。
ふるってご応募ください。








