『永遠の記憶』

 東野圭吾さんのガリレオシリーズ最新長編『永遠の記憶』が、8月5日に発売されました。これまで刊行されたガリレオシリーズ既刊10作品の中から、初めて読んだ日のこと、好きな登場人物、忘れられないトリックなど、あなたとガリレオとの特別な記憶について、たくさんのご応募をいただいています。

 寄せられたキャンペーン第1弾「あなたとガリレオの記憶」リレーの回答から、最終回となる第10回で紹介するのは、「母と私の思い出が詰まった作品」と語る18歳女性のMさんです。


小学生の私に、本を読む楽しさを教えてくれた

 Mさんにとって忘れられない一冊は、シリーズの原点『探偵ガリレオ』です。

 東野圭吾さんのファンだったお母さんにすすめられ、小学生のときに初めて読みました。

 不可思議な事件に、物理学者・湯川学が科学の力で挑んでいく。目の前で起きた現象には、必ず理由がある。ページをめくるたび、思いもよらない真相が明かされていく。

『探偵ガリレオ』との出会いは、Mさんに小説の面白さを教えてくれました。

「母にすすめられて小学生のときに読みました。この本をきっかけに、読書が大好きになりました」

 それから年月が流れ、Mさんは今年4月に大学生になりました。

 そのとき、お母さんから渡されたものがあります。

 小学生のMさんが夢中になって読んだ、あの『探偵ガリレオ』でした。お母さんが長い間、大切に保管していた一冊です。

「大学生になった今年の4月、母がずっと大切に保管していた本を譲ってくれました。母と私の思い出が詰まった作品です」

 母が娘にすすめた一冊が、本を読む楽しさを教え、十年近い時を経て、今度は娘の本棚へ受け継がれていく。

『探偵ガリレオ』はMさんにとって、シリーズの始まりであると同時に、お母さんと過ごした時間を思い出させてくれる一冊になりました。

「とにかく泣ける」――次にすすめたい『容疑者Xの献身』

 Mさんが、次に誰かへすすめたい一冊として選んだのは、『容疑者Xの献身』です。

 理由は、ひと言。

「とにかく泣けるからです」

 愛する人を守るため、天才数学者・石神が考え抜いた計画。その真相を追うのは、かつての友人である湯川学です。

 誰かを愛すること。
 その人のために、自分を犠牲にすること。
 そして、その献身は本当に正しかったのか。

 Mさんは、物語を読み終えるまで、何が正解なのかを考え続けたといいます。

 一冊目を読み終えれば、湯川学の別の顔を知りたくなる。
 次の一冊を開けば、さらにその先の物語を読みたくなる。

 Mさんが母から『探偵ガリレオ』を受け継いだように、東野圭吾さんが生み出した物語は、これからも読者から読者へと手渡されていくでしょう。

 著作は最新刊『永遠の記憶』を入れて106冊。これからも東野さんの小説をお楽しみください。

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「あなたとガリレオの記憶」リレーの応募締切は、2026年8月31日23時59分。ご応募いただいた方の中から抽選で、図書カードNEXT5000円分(5名様)や、「帝都大学」オリジナルボールペン&湯川学の名刺ステッカーセット(50名様)といった豪華賞品が当たります。

 ふるってご応募ください。