初顔合わせで意気投合! 女の性を表現してきた2人が糧となった経験、魅せるための覚悟を語り合う。
桜木 やっとお会いできました。謎だらけの方でしたから、今日は服をきたまま、脱いでもらおうと(笑)。
壇 たまねぎみたいに、最終的に何もないっていうこともあります。
桜木 いや、煮詰めると甘いですよ~。
壇 あの、つかぬことをお伺いしますが、桜木さんが「文壇の壇蜜」というのは、どういう経緯で?
桜木 実はご本人が嫌がってないかなって、それだけが……。
壇 いえ、うれしいです。「文壇の壇蜜がいるらしいよ」って聞いて、「ええっ、文壇の壇蜜!?」って聞き返しましたから。
桜木 去年の直木賞選考会の席で、林真理子さんが私の文章を「壇蜜のような文章」とおっしゃったんです。「文章」だって言われてるのに、それを私が授賞式の挨拶で「文壇の壇蜜でーす」と。それが原因です。本当に申し訳ないことでした。
壇 いえいえいえ、光栄でした。
桜木 正確には「文章」なんですよ。私の文章の気配が壇蜜さんにちょっと似ていると言っていただいて、とってもうれしかったんですよね。でも何を勘違いしたのか「文壇」と言ってしまって。結果的に便乗ですかね、すいません(笑)。
壇 いえいえ、うれしいですよ。
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