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畠中恵「まんまこと」がドラマ化。福士誠治、桐山漣、趙珉和演じる悪友三人組が江戸・神田で大活躍!

畠中恵「まんまこと」がドラマ化。福士誠治、桐山漣、趙珉和演じる悪友三人組が江戸・神田で大活躍!


ジャンル : #歴史・時代小説

木曜時代劇 まんまこと ~麻之助裁定帳~

NHK総合 2015年7月16日~9月24日
毎週木曜 午後8:00~8:43 放送予定

【出演】
福士誠治 南沢奈央
市川由衣 桐山 漣 趙 珉和 竹下景子
高橋英樹 ほか

【原作】
『まんまこと』『こいしり』『こいわすれ』『ときぐすり』(文春文庫)

番組公式HPはこちら >>

原作者・畠中 恵さんに聞く

――100万部を突破した「まんまこと」シリーズですが、6月に発売された『ときぐすり』で5巻目となりました。

畠中 第1話目の「まんまこと」の連載が『オール読物』ではじまったのは、2005年の7月号でしたから、ちょうど10年目ですね。実際の年月と小説では時間の流れはもちろん違いますが、その間に主人公の麻之助はお嫁さん(お寿ず)をもらい、そのかけがえのない妻を亡くしてしまいました。同じ歳月の間には清十郎と吉五郎という2人の悪友たちにも、それぞれの人生があったわけで、『まったなし』では、まず清十郎の話――色男でめっぽうもてる彼ですが、亡き父親の跡を継いで町名主の務めを果たす上で、どうしても必要な嫁取りを巡るお話になりました。清十郎がどんな女性を果たして選ぶのか? 実は作者としても意外なタイプだったのですが(笑)、ぜひお読みいただければと思います。

――さて、7月からはいよいよドラマもはじまります。

畠中 舞台でもテレビでも、自分の書いたものが他のメディアになる時には、書籍とはまた別の魅力が出てくるものだと思います。一視聴者として、どんなドラマになるのか大いに期待しているところです。

――実際に撮影ロケにも見学に行かれたとか?

畠中 茨城県つくばにある「ワープステーション江戸」で屋外ロケが行われていて、5月半ばにお邪魔した時には、ちょうど2回目の「万年、青いやつ」と5話目の「こいしり」の撮影中でした。現場はすごく活気がありましたし、麻之助、清十郎、吉五郎を演じている3人の俳優の方は並んでいるのを見ると、思わず「格好いい!」と声に出してしまう……本当にみなさんイケメンですよ(笑)。小道具や衣装にもそれぞれ細かい工夫が凝らされているし、従来の時代劇の型に収まりきらない新鮮さをすごく感じました。沢山の方にドラマの「まんまこと」も楽しんでいただきたいです。

茨城県つくば市にあるロケ施設・江戸ワープステーション。「仁」や「天皇の料理番」などの人気番組もこちらで撮影されました

 

第2話目の「万年、青いやつ」の撮影用に、日本おもと協会の方が沢山のおもとを用意。現在でも愛好家の方がいるんです

 

監督や時代考証の方々は、撮影の様子をモニターで真剣にチェック。同じ場面が様々なカメラから撮影されています

 

日本橋をイメージした大店町の前で。大勢のエキストラさんは主に地元の方が中心で、なかには畠中さんのファンの方も

 

衣装や小道具もドラマ「まんまこと」の魅力。麻之助の着物の裏地はなんと鳥獣戯画!

 

矢立てにもこだわりがあるのです

 

畠中 恵(はたけなか・めぐみ)

高知県生まれ、名古屋育ち。漫画家を経て、2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。以来、「しゃばけ」シリーズ(新潮社)は最新刊の『すえずえ』まで670万部を越す大ベストセラーになっている。ほかに『けさくしゃ』(新潮社)、『つくもがみ、遊ぼうよ』(角川書店)、『若様組まいる』(講談社)など著書多数。『まんまこと』『こいしり』『こいわすれ』『ときぐすり』と続く、「まんまこと」シリーズ(文藝春秋)も100万部を突破。2015年6月に最新刊『まったなし』は発売、7月16日よりNHK木曜時代劇で連続ドラマがはじまった。
文春文庫
まったなし
畠中恵

定価:715円(税込)発売日:2018年04月10日

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