2014.11.24 書評

この本はとても恥ずかしい本なのです

文: 大宮 エリー

『思いを伝えるということ』 (大宮エリー 著)

読み直してみて
なんだか泣きそうになってしまいました
特に最後の
周りを傷つけているあなたへ
を読んで
いろんなことを思い出して、
泣いてしまいそうになりました
本当に思っていることを書いていて
思いの強さまで赤裸々に
自分でも驚くほど勇敢に
書き記しているので
そのときの
感情を思い出して
なんだか胸がつまるというか
痛くなりました
とても傷ついたひとを見ると
どうも、放っておけないというか
自分もなぜか同化してしまって
同じように辛くなってしまって
でもそのひとを心の底から励ましたい、という思いが
自分を突き動かしたりして
この、
その人を心の底から励ましたい
というのも、でてきましたね
孤独の電話ボックスの短編の中の女性が
まだ見ぬ、声の主に対して、最後に本当に
心の底から思うこと
そしてやっぱり、その人を思うと
会いたいって思ってしまいますね
背中とかさすってあげたいって
そして、どうしてこんなに
誰かのことを想うんだろう
自分のことなんかより
大切に想うんだろう
こんなにも思いがあふれだすのは
何故なんだろうと
心ってなんなんだろうって
また、これも、
心の箱、という詩や、
思いを伝える意義、という詩の中に
出てきたことで‥。

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思いを伝えるということ
大宮エリー・著

定価:本体550円+税 発売日:2014年11月07日

詳しい内容はこちら



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