- 2019.05.14
- インタビュー・対談
吉田鋼太郎の刑事役に原作者・薬丸岳が撮影現場で太鼓判! 傑作サスペンスが、豪華キャストで遂に映像化
ドラマ『死命~刑事のタイムリミット~』
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
余命宣告を受けながら殺人犯逮捕に執念を燃やすベテラン刑事 vs 殺人衝動を秘めた若きデイトレーダー。互いに死を恐れぬ男たちの戦慄の最期を描いた、薬丸岳さんの警察小説『死命』。2012年の上梓以降、傑作サスペンスとして人気を博してきた本作が、遂に映像化された。
自らの正義を貫き通そうと決めた刑事・蒼井凌を演じるのは吉田鋼太郎さん、死刑を恐れぬ連続殺人犯・榊信一を演じるのは賀来賢人さん。命のタイムリミットに直面した二人の駆け引きに期待が高まる中、原作者の薬丸岳さんが撮影現場を訪れ、主演の吉田鋼太郎さんと対面を果たした。
ドラマ『死命~刑事のタイムリミット~』撮影現場にて
薬丸 僕は昔から映画やドラマが非常に好きで、それをきっかけに物語を作る仕事に入ったということがあります。こんな風に自分が書いたシーンを実際に役者さんが演じてくださって、何十人ものスタッフの方々が関わりながら、作品の世界を作っていくのをみるとすごく嬉しいですね。今日も現場を拝見して胸の底が熱くなりました。
吉田 薬丸先生は原作者としての登場人物のイメージがおありになるだろうから、それをぶち壊すような余計なことをしているんじゃないか、あるいは何かが足りないんじゃないかとそんな不安ばかりが募りまして……先生にはもう現場に来てほしくないです(笑)。
薬丸 僕もそれはわかっていまして、自分の作品を映像化していただくときは1回は現場にお伺いするんですが、本当に1回しか行かないようにしています(笑)。
吉田 でも実際にお会いして、ちょっとほっとしました。すごく怖い人だと勝手に想像していたんですけど、とても優しくて、芝居もちょっと楽になりました。
薬丸 これまでも僕の作品は何本か映像化していただいていますけど、キャスティングを聞いて自分のイメージに合うかどうかをあまり考えたことはないんですよ。最初に「誰々さんがこの役になります」とお聞きしてピンと来なくても、こうして撮影現場にお伺いさせていただいたり、完成した映像を観ると、いつも「ああ、まさしく!」と思うことがこれまでもほとんどでした。
吉田 お優しいなぁ!
薬丸 やはり第一線にいらっしゃる方は、常に役の方へ合わせてくださっていますよね。だからキャスティングをあまり意識したことはないんですが、今回の蒼井に関しては、吉田さんに本当にぴったりだと最初から思っていました。