![「奇跡のチーム」の4年後、ラグビーワールドカップは日本中に幸せを運ぶ](https://b-bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/c/0/1500wm/img_c04954c54705fe4e363b8f6cc00c53bb277433.jpg)
数々の名作、名シーンがこれから必ず生まれる!
そしてまた、今回も日本代表に魅せられている。
ラグビーの試合は、どの競技よりも多くの人間の感覚、思惑によって成立している。両軍合わせて30人が同じピッチに立つのだから、とても複雑なのだ。
でも、複雑だからこそ面白いのだ。
想定外のことが起こった場合にどんな動きをするのか、なぜ、そのプレーを選択したのか。試合終了後に話を聞くと、勉強になることばかりだ。30人全員が、プロ野球の捕手並みに様々なことを考えている。
そしてまた、時間をかけてゆっくり話を聞いていくと、ミステリを読むような謎解きが出来る。
たとえば、エディー・ジョーンズ氏が率いていた4年前の日本代表は、世界に衝撃を与える数か月前、内部崩壊の危機にあった。
ドラマ『ノーサイド・ゲーム』に出演した日本代表元主将の廣瀬俊朗氏は、エディーさんから、こんなメールをもらった。
「あなたのおかげで、チームはめちゃくちゃです」
そうした苦難を経て、「ブライトンの奇跡」と呼ばれる南アフリカ撃破は起きた。
エディーさんはいう。
「ストレスが大きければ大きいほど、それを解放した時のパワーも大きくなるのです」
今回のジェイミー・ジョセフ氏率いる日本代表は、あまりメディアには露出が多くはない。だからこそ、語られていない物語がたくさんあるだろうと思う。
大会が終わったら、選手やスタッフ、首脳陣の声を聞いていきたいと思う。
こちらもおすすめ
プレゼント
-
『さらば故里よ 助太刀稼業(一)』佐伯泰英・著
ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。
応募期間 2024/7/9~2024/7/16 賞品 『さらば故里よ 助太刀稼業(一)』佐伯泰英・著 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。