日本には、誰よりも強い「空気」というものが存在し、人々の行動を規定している......
「空気を読め」「アイツは空気が読めない」という言葉が当たり前に使われ、誰もが「空気」を恐れて右往左往するのはなぜか。
1977年の発売以来、40年を経ていまだに多くの論者に引用、紹介される名著。

『「空気」の研究』(山本 七平)

「空気」とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である。(中略)この「空気」なるものの正体を把握しておかないと、将来なにが起こるやら、皆目見当つかないことになる。

(本文より)


その他の山本七平の本

『小林秀雄の流儀』(山本 七平)
『「常識」の研究』(山本 七平)
『日本人と「日本病」について』(岸田 秀 山本 七平)
『聖書の常識』(山本 七平)