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作家・宮部みゆき 幻の習作を無料公開!

作家・宮部みゆき 幻の習作を無料公開!

文:「オール讀物」編集部

デビュー3年前に書かれた未発表短編「憑かれた家」


ジャンル : #エンタメ・ミステリ

 誰もが家に閉じこもらざるをえない状況のなか、作家・宮部みゆきさんが「少しでも皆さんに楽しんでいただけたら」と、自身のブログでアマチュア時代の習作を無料公開した。【作品はこちらに】

 題名は「憑かれた家」。原稿用紙約60枚の短編小説で、執筆は1984年。宮部さんが23歳の頃、小説講座の課題として提出したものだという。この短編を執筆した3年後、宮部さんは「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、作家としてデビューすることになる。

「憑かれた家」は、新居を探す若夫婦が主人公のホラーサスペンス。両親と同居するため、都心の一戸建てを求めて不動産屋をまわる夫婦の前に、奇跡のような「掘り出しもの」物件が現れる。しかし、この家にはひとつだけ“アクシデント”があった。営業マンいわく、「一年半ほど前にね、前の持ち主の奥さんが、階段から落ちて首を折って死んでるんですよ」――

 宮部さんからは、次のようなコメントが寄せられた。

「ヘタです…。恥ずかしいです…。ほんの一時の気晴らしに、笑っていただけたら嬉しいです」

 長い夜に、軽い気持ちで読み始めたら最後――“今夜は眠れない”こと請け合いの一編だ。

文春文庫
我らが隣人の犯罪
宮部みゆき

定価:660円(税込)発売日:1993年01月09日

単行本
昨日がなければ明日もない
宮部みゆき

定価:1,815円(税込)発売日:2018年11月30日

文春文庫
希望荘
宮部みゆき

定価:1,012円(税込)発売日:2018年11月09日

文春文庫
ペテロの葬列 上
宮部みゆき

定価:803円(税込)発売日:2016年04月08日

文春文庫
ペテロの葬列 下
宮部みゆき

定価:836円(税込)発売日:2016年04月08日

文春文庫
名もなき毒
宮部みゆき

定価:1,012円(税込)発売日:2011年12月06日

文春文庫
誰か Somebody
宮部みゆき

定価:902円(税込)発売日:2007年12月06日

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