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【速報】第163回直木三十五賞候補作が発表されました。

【速報】第163回直木三十五賞候補作が発表されました。


ジャンル : #エンタメ・ミステリ

日本文学振興会より、第163回直木三十五賞の候補作が発表されました。選考委員会は、きたる2020年7月15日(水)午後2時より都内で開催されます。

◆選考委員(五十音順) 浅田次郎伊集院静角田光代北方謙三桐野夏生髙村薫林真理子三浦しをん(新任)・宮部みゆき

◆正賞  時計  副賞  賞金100万円

◆発表 「オール讀物」9・10月合併号(8月21日発売)に受賞作の抄録と選評を掲載。


候補作品(作者名:五十音順)

©下林彩子

伊吹 有喜(いぶき・ゆき)「雲を紡ぐ」  文藝春秋

1969年生まれ。三重県出身。中央大学法学部卒業。91年に出版社に入社し、雑誌主催のイベント関連業務、雑誌編集部を経て、フリーランスのライターに。2008年『風待ちのひと』(「夏の終わりのトラヴィアータ」より改題)で第3回ポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー。 

〈作品〉『風待ちのひと』2009年ポプラ社刊=第3回ポプラ社小説大賞・特別賞受賞。『四十九日のレシピ』10年ポプラ社刊。『なでし子物語』12年ポプラ社刊。『ミッドナイト·バス』14年文藝春秋刊=第27回山本周五郎賞候補、第151回直木賞候補。『BAR追分』15年角川春樹事務所刊。『オムライス日和 BAR追分』16年角川春樹事務所刊。『今はちょっと、ついてないだけ』16年光文社刊。『情熱のナポリタン BAR追分』17年角川春樹事務所刊。『カンパニー』17年新潮社刊。『地の星 なでし子物語』17年ポプラ社刊。『彼方の友へ』17年実業之日本社刊=第158回直木賞候補、第39回吉川英治文学新人賞候補。『天の花 なでし子物語』18年ポプラ社刊。

今村 翔吾(いまむら・しょうご)「じんかん」  講談社

1984年6月18日京都府木津川市生まれ。2016年「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。17年、文庫書下ろし『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。18年、「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞(刊行時に、『童の神』と改題)。

〈作品〉『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』2017年祥伝社文庫刊=第7回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞(ほか「羽州ぼろ鳶組シリーズ」10冊)。『くらまし屋稼業』18年ハルキ文庫刊(ほか同シリーズ6冊)。『童の神』18年角川春樹事務所刊=第8回本屋が選ぶ時代小説大賞候補、第160回直木賞候補、第10回山田風太郎賞候補。『ひゃっか!』18年文響社刊。『てらこや青義堂 師匠、走る』19年小学館刊。『八本目の槍』19年新潮社刊=第41回吉川英治文学新人賞受賞。

澤田 瞳子(さわだ・とうこ)「能楽ものがたり 稚児桜」  淡交社

1977年9月14日京都府京都市生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程前期修了。奈良時代仏教制度史、正倉院文書の研究を経て、2010年『孤鷹の天』でデビュー。

〈作品〉『孤鷹の天』2010年徳間書店刊=第17回中山義秀文学賞受賞。『満つる月の如し 仏師・定朝』12年徳間書店刊=第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、第32回新田次郎文学賞受賞。『若冲』15年文藝春秋刊=第153回直木賞候補、第9回親鸞賞および第5回歴史時代作家クラブ賞受賞。『腐れ梅』17年集英社刊=第8回山田風太郎賞候補。『火定』17年PHP研究所刊=第158回直木賞候補。『落花』19年中央公論新社刊=第39回吉川英治文学新人賞候補、第32回山本周五郎賞候補、第161回直木賞候補。

遠田 潤子(とおだ・じゅんこ)「銀花の蔵」  新潮社

1966年1月6日生まれ。大阪府堺市出身。関西大学卒業。2009年「月桃夜」で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。同年、同作品を収録した『月桃夜』でデビュー。

〈作品〉『アンチェルの蝶』2011年光文社刊=第15回大藪春彦賞候補。『雪の鉄樹』14年光文社刊、文庫は16年光文社文庫刊=「本の雑誌 おすすめ文庫王国2017」第1位。『冬雷』17年東京創元社刊=第1回未来屋小説大賞受賞、第71回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補。『オブリヴィオン』17年光文社刊=「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」第1位。『ドライブインまほろば』18年祥伝社刊=第22回大藪春彦賞候補。

馳 星周(はせ・せいしゅう)「少年と犬」  文藝春秋

1965年2月18日北海道生まれ。横浜市立大学卒業。書評家などを経て、96年『不夜城』でデビュー。

〈作品〉『不夜城』1996年角川書店刊=第18回吉川英治文学新人賞受賞、第15回日本冒険小説協会大賞受賞。『鎮魂歌 不夜城Ⅱ』97年角川書店刊=第51回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。『漂流街』98年徳間書店刊=第1回大藪春彦賞受賞。『蒼き山嶺』2018年光文社刊。『雨降る森の犬』18年集英社刊。『四神の旗』20年中央公論新社刊、ほか多数。

単行本
雲を紡ぐ
伊吹有喜

定価:1,925円(税込)発売日:2020年01月23日

単行本
少年と犬
馳星周

定価:1,760円(税込)発売日:2020年05月15日

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