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武川佑『千里をゆけ』 全国の書店員さんの注目が集まっています!

武川佑『千里をゆけ』 全国の書店員さんの注目が集まっています!

『千里をゆけ』(武川 佑)


ジャンル : #歴史・時代小説

『千里をゆけ』(武川 佑)

デビュー作『虎の牙』で歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞した新鋭、武川佑さんの最新作が発売。
片腕の少女・小鼓が戦場を駆け巡ります。人の運命を踏みにじる本当の敵は誰か? この世の理不尽に巻き込まれた少女の戦いに、いま全国の書店員さんから注目が集まっています。


山田恵理子さん(うさぎや矢板店)

少女小鼓の合戦を見透す眼に魅せられて、兵法に興味が湧き、血も湧きながら、最初から最後まで手に汗握り読みました!

女組頭、瀬良の心意気には胸打たれ、小鼓の愛と勇気ある生き方がジャンヌ・ダルクのようでした。室町時代が鮮やかに、西へ東へ脳内を駆け抜ける。歴史がとんでもなく面白い!

藤中綾乃さん(紀伊國屋書店高槻阪急店)

冒頭からラストまで、まるで一つの映画を観たような充足感でした。例えどの様な状況に陥ったとしても、矜持を守り「人が人として生きる」。その答えが一つではない事も、小鼓や周りの人の生き様が教えてくれました。

また、義教と小鼓のやりとり一つ一つが思い返す度に胸を締め付け、ラストシーンに呆然としてしまいました。
歴史時代小説だからと躊躇わず、じっくりゆっくり彼女達の心の成長に寄り添いながら読んで欲しいと思います。

青柳力さん(柳正堂書店甲府昭和イトーヨーカドー店)

多様なさだめを生きる人々と、ともに寄り添いながら生活の場を興していく小鼓たちの戦いはまさに現在の日本にもあてはまる。
上から一方的に推し進められ、ただ盲目的に従うのではなく、ひとりひとりが種を撒き社会の底から押し上げていくボトムアップな国づくりは苦難を伴うが、いつの世も見下ろすだけ見上げるだけでなく、小鼓たちのような双方の架け橋を担う人々が多い社会こそ豊か国につながるのではないか。
武川作品には、自分の置かれた立場に苦悩しながらも夢をみつけ道を切り開いていく魅力的な主人公が描かれている。その時代に興味がなくとも登場人物達とともに戦場を駆けるうちに、作品の虜になっているだろう。
※読後、直ぐにWikipediaを覗いてしまいました。

一條宣好さん(敷島書房)

『千里をゆけ』ものすごくよかったです!!! 大笑いしたり大泣きしたり考えさせられたり。題名と響きあうラストには特に強い感銘を受けました。

丸山由美子さん(うさぎや作新学院店)

時代物は流れる血が多く敬遠してしまいがちですが、この作品は少女「小鼓」の成長記録として読むとすごい!
足利氏、宇都宮氏、那須氏ときたら栃木県も推さなきゃだめでしょ!

西川愛さん(蔦屋書店イオンモール筑紫野)

実は歴史小説に弱かったのですが、とても読みやすく物語を楽しむことができました!
それぞれのキャラクターが魅力的で小鼓、大宝コンビは応援したくなり、敵役の義教も感情移入して切なくなりました。
地元が舞台のひとつとして登場するので、ぜひプッシュさせて頂きたいです。

山中真理さん(ジュンク堂書店滋賀草津店)

片腕を斬り落とされた少女が乱世の世に仲間たちと一緒に次第に心を通わせながら兵法という自らの才を生かし、成長していく姿は美しくもあり切実であり、自分も少女と同化したようにその行く末を祈らずにはいられない。

どうして彼女に辛い試練が襲ってくるのか。父を思い父を滅ぼさねばならない複雑な心境が痛すぎて、心が抉られるようだ。
父、仲間たちと自ら信じる道を生き抜いてほしいと心から願う義教は悲しい存在、こうしか生きられなかった可哀そうだと思った。
合戦シーンの臨場感が肌で伝わる。歴史小説好きにはもちろんのこと、初めての人にも歴史小説にはまらせること間違いない。歴史小説の新しい風が吹く。

宗岡敦子さん(紀伊國屋書店福岡店)

主人公の小鼓さんが兵法を武器に戦に立ち向かっていく姿に終始、ハラハラとドキドキが止まりませんでした!! また、合戦の臨場感がすごすぎます!!
まるで自分も兵として戦っているように感じてしまいます!! 小鼓さんの絶対にあきらめない信念の炎が私の心の中にもメラメラと燃え上がりました!!
一人の少女が大人へとどんどん成長し才知を発揮していく様子にものすごく大きなパワーをいただけました!!
とても素敵な作品を拝見させていただき、誠にありがとうございました!!

齊藤一弥さん(紀伊國屋書店仙台店)

乱世を描いた歴史小説は想像を越えるスペクタクルエンターテイメントだ! 血のつながった親子で争い、またともに戦う。忠義を誓ったはずの恩人は時が経つにつれ暴君と化す。蛮人と嫌悪していた人々は偏見の無い豊かな人間だった。

片腕の少女が生き抜いたのは、その瞬間瞬間で善悪が反転する時代。最上級の人間ドラマが展開される歴史小説。これは読まず嫌いは大損します!

玉井慎一さん(明屋書店東予店)

かっこいい!! 物語の終わりまで何度呟いたかわかりません。兵法の才能というのがまずかっこいい。いろんな人にぜひ読んでほしいと思いました。

髙松祐似さん(柏の葉蔦屋書店)

小鼓の成長ぶりに、たくましくなっていく姿に、大切な人達の願い、想いを力に変えていいく姿に何度も胸が熱くなりました。
たとえ険しい道のりだとしても誰かを蹴落として歩くのではなく、皆の笑顔と明るい未来を見据えて“種を撒く”。この決断を下す小鼓に生き抜く力を、どんなことにも決して折れない真の強さを教わりました。
誰よりも遠く、先を、明るい未来を見つめる。その深いまなざしこそが、小鼓に宿る「兵」の目だったのだと心打たれました。本作を通して「前を向いて生きてゆけ」そんな力強いメッセージに背中を押され、私もこれからの人生を力強く、自分の足で歩んでいきたいと思いました。

千里をゆけ
くじ引き将軍と隻腕女
武川佑

定価:1,980円(税込)発売日:2021年03月26日

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